病気の解説
動脈管開存症
別名:動脈管開存
受診の目安
動脈管開存症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、循環器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
動脈管開存症は、出生後も動脈管が開いたままの状態です。症状は、動脈管の開存が小さければ目立たないことが多く、開いている部分が大きいと呼吸が速くなる、息苦しそうに見える、血圧が低い、哺乳困難や発育不良がみられることがあります。出典0
主な症状
動脈管が開いた状態では、脈拍が強くなることがあり、時に反跳脈と表現されます。早産児では心雑音が聴き取りにくい場合もあるとされています。出典1,0
検査と診断
診断
疑いが生じたら心エコー検査を行い、診断を確定します。典型的には心電図検査と胸部X線検査も併せて行われることがあります。出典1
治療
治療
治療には、動脈管を閉じる薬剤の投与や、場合によりカテーテル治療や手術が選択されます。薬剤にはインドメタシンやイブプロフェンが使われ、投与は生後10日以内が効果的とされることがあります。複数回の投与後も閉鎖しない場合には、カテーテル治療や手術が検討されます。小さな早産児でもカテーテルアプローチで閉鎖できることが多いとされています。無症状・正期産の新生児や乳児では自然閉鎖を待つこともあり、1〜2歳で開存が続く場合は閉鎖の検討が進められます。心内膜炎のリスク排除のための対応が推奨される場合もあります。出典2
循環器内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。