病気の解説

多剤耐性緑膿菌感染症

まず相談する診療科感染症内科
この解説の項目6項目

受診の目安

多剤耐性緑膿菌感染症では、敗血症や骨髄、気道、尿路、皮膚、軟部組織、耳、眼など、さまざまな部位に影響を及ぼし、多彩な症状を引き起こすことがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

多剤耐性緑膿菌感染症は、特定の抗菌薬に対して耐性を持つ緑膿菌によって引き起こされる感染症です。この感染症は、広域β-ラクタム剤、アミノ配糖体、フルオロキノロンの3つの系統の薬剤に対して耐性を示します。感染症法では5類感染症に分類され、2026年からは全数把握の対象となる予定です。

主な症状

多剤耐性緑膿菌感染症は、敗血症や骨髄、気道、尿路、皮膚、軟部組織、耳、眼など、さまざまな部位に影響を及ぼし、多彩な症状を引き起こすことがあります。これらの症状は、感染が起こる部位によって異なります。

原因

多剤耐性緑膿菌は、湿潤な環境に生息するグラム陰性桿菌で、特に水回りなどに多く見られます。通常、健常者が感染することは少ないですが、感染防御能力が低下した患者や、広域抗菌薬を使用した術後の患者に感染が見られることがあります。緑膿菌はもともとペニシリンに対して耐性を持っており、さらにさまざまな抗菌薬に対する耐性を獲得することがあります。

検査と診断

検査

多剤耐性緑膿菌感染症の診断には、感染症の症状や患者の病歴に基づく検査が行われます。具体的な検査方法については、医療機関での評価が必要です。また、感染の広がりを防ぐために、標準予防策や接触予防策が重要です。

治療

治療

多剤耐性緑膿菌に対する治療には、ピペラシリン、セフタジジム、カルバペネム系薬、キノロン系薬など、抗緑膿菌作用のある抗菌薬が使用されます。耐性が強い場合には、コリスチンなどの他の治療法も検討されることがあります。

感染症内科で扱うほかの病気

出典

参考: 多剤耐性緑膿菌(MDRP) | 丸石製薬(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。