病気の解説
潰瘍性大腸炎
受診の目安
潰瘍性大腸炎では、粘液や血液を含む激しい下痢、高熱、腹痛が含まれます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、消化器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
潰瘍性大腸炎は、主に大腸に炎症を引き起こす慢性的な疾患です。症状は再発を繰り返し、時には突然重症化することもあります。
主な症状
潰瘍性大腸炎の症状には、粘液や血液を含む激しい下痢、高熱、腹痛が含まれます。再発時には、便意が切迫し、下腹部に軽いけいれん痛が生じることがあります。便には血や粘液が混じることがあり、重症化すると便が水っぽくなり、排便回数が増えることもあります。
検査と診断
診断
潰瘍性大腸炎の診断には、便検査やS状結腸内視鏡検査、血液検査、画像検査が用いられます。特に血性下痢を繰り返す場合に疑われ、内視鏡検査で炎症の重症度を確認します。
治療
治療
潰瘍性大腸炎の治療は、炎症を抑え、症状を軽減することを目的としています。治療法には、食事管理、アミノサリチル酸系薬剤、コルチコステロイド、免疫調節薬、生物学的製剤などがあります。症状の重症度に応じて適切な治療が選ばれます。
経過と生活
合併症
潰瘍性大腸炎にはいくつかの合併症があります。最も一般的なのは出血で、これが原因で鉄欠乏性貧血を引き起こすことがあります。また、劇症大腸炎や結腸がんのリスクもあります。特に劇症大腸炎は重篤な合併症で、大量の出血や腸の破裂を引き起こすことがあります。
経過・予後
潰瘍性大腸炎は慢性的な疾患で、再発と寛解を繰り返します。病変が直腸だけに限られる場合は予後が良好ですが、広がると合併症のリスクが高まります。
潰瘍性大腸炎と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
消化器内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。