病気の解説

甲状腺機能亢進症

まず相談する診療科内分泌・代謝内科
関係する症状動悸体重が減る
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受診の目安

甲状腺機能亢進症では、甲状腺の腫大、心拍数の増加、動悸、大量の汗、体のほてり、手の震え、不安感、睡眠障害、食欲の増加にもかかわらず体重が減少すること、疲労感、排便回数の増加などがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

甲状腺機能亢進症は、甲状腺が過剰にホルモンを分泌する状態です。主な原因には、バセドウ病や中毒性多結節性甲状腺腫、単一の中毒性結節、甲状腺炎などがあります。特にバセドウ病は自己免疫疾患で、免疫系が甲状腺を刺激し、ホルモンが過剰に作られることが特徴です。甲状腺機能亢進症は、甲状腺が腫大することが多く、遺伝的要因も関与しています。

主な症状

甲状腺機能亢進症の症状には、甲状腺の腫大、心拍数の増加、動悸、大量の汗、体のほてり、手の震え、不安感、睡眠障害、食欲の増加にもかかわらず体重が減少すること、疲労感、排便回数の増加などがあります。高齢者では、これらの症状が現れず、虚弱や抑うつなどの状態になることがあります。また、眼に変化が生じることもあります。

検査と診断

診断

甲状腺機能亢進症の診断は、医師が症状や診察所見をもとに行います。まず甲状腺機能検査が行われ、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値が測定されます。TSH値が低い場合、血液中の甲状腺ホルモンの値も測定されます。原因がバセドウ病かどうかを調べるために、甲状腺を刺激する抗体の有無も確認されます。中毒性甲状腺結節が疑われる場合は、画像検査が行われます。

治療

治療

甲状腺機能亢進症の治療は、原因に応じて異なります。治療法には、甲状腺ホルモンの作用を抑えるベータ遮断薬、ホルモンの生産を阻害する薬、放射性ヨードによる治療、手術などがあります。多くの場合、治療によって症状を軽減することが可能です。治療を行わないと、心臓や他の臓器に過度の負担がかかることがあります。

使われる薬

甲状腺機能亢進症の治療に用いられる薬には、ベータ遮断薬(プロプラノロールやメトプロロール)や、ホルモンの生産を減少させるチアマゾール、プロピルチオウラシルがあります。ベータ遮断薬は、心拍を遅くし、震えや不安を軽減しますが、ホルモンの生産を抑えるわけではありません。チアマゾールやプロピルチオウラシルは、甲状腺ホルモンの生産を減少させる効果があります。

手術・処置

甲状腺機能亢進症の治療の一環として、甲状腺摘出術が選択されることがあります。特にバセドウ病の小児や青年において、甲状腺の一部または全部を除去する手術が行われます。この手術は、甲状腺機能亢進症を長期的に制御する効果がありますが、手術後に甲状腺機能が低下することがあり、その場合は甲状腺ホルモンの補充が必要です。

甲状腺機能亢進症と関係する症状

症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。

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国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。