病気の解説
紫斑病
受診の目安
紫斑病では、皮膚の内出血や点状出血があります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、血液内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
紫斑病は、血小板の数が減少することによって引き起こされる病気です。特に、免疫系が血小板を攻撃することが原因となる免疫性血小板減少症が多く見られます。この病気では、皮膚に紫色の斑点やあざが現れることが特徴です。症状は人によって異なり、突然現れることもあれば、徐々に進行することもあります。
主な症状
紫斑病の主な症状には、皮膚の内出血や点状出血があります。特に下腿に小さな赤色または紫色の斑点が多数現れ、軽い打撲でも大きなあざができることがあります。また、歯ぐきからの出血や便や尿に血が混じること、月経の出血が多くなること、鼻出血が起こることもあります。出血が止まりにくくなることも特徴です。
原因
紫斑病の主な原因は、免疫系が血小板を攻撃することによる免疫性血小板減少症です。この病気では、血小板数が減少し、出血のリスクが高まります。血小板減少の原因としては、感染や特定の薬剤の使用が考えられますが、これらが明確な原因でない場合に紫斑病と診断されます。
検査と診断
検査
紫斑病の診断には、血液検査が行われます。血小板数や血液凝固の状態を測定し、他の病気による血小板減少を否定するための検査も行います。血小板数が1マイクロリットル当たり10万個を下回り、赤血球や白血球の数に異常がない場合、免疫性血小板減少症と診断されることがあります。また、血液の顕微鏡検査を通じて、他の病気との区別が行われます。
治療
治療
紫斑病の治療には、コルチコステロイドや免疫グロブリンの静脈内注射が用いられます。これにより、血小板の数を一時的に増やすことが可能です。小児の場合、治療から数週間から数カ月で回復することが一般的ですが、成人では回復が難しいこともあります。コルチコステロイドが効果を示さない場合には、他の免疫抑制薬や血小板生産を促進する薬剤が使用されることがあります。
血液内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。