病気の解説

細気管支炎

まず相談する診療科呼吸器内科小児科
この解説の項目7項目

受診の目安

細気管支炎では、かぜと同じような鼻水やくしゃみ、微熱、軽いせきから始まります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに呼吸器内科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

細気管支炎は、ウイルスなどの感染によって気道に炎症が起き、気道が狭くなるため呼吸がつらくなる病気です。主な原因はRSウイルスやかぜのウイルス(ライノウイルス)などで、感染すると息を吐くときの音が高くなることがあります。生後の成長に合わせて重症度は異なり、早産児や生後2カ月未満の乳児では呼吸の状態が悪化しやすいことがあります。

主な症状

かぜと同じような鼻水やくしゃみ、微熱、軽いせきから始まります。時々呼吸が速くなり、呼吸時に喘鳴が聞こえることがあります。多くは軽い症状ですが、症状が悪化すると呼吸が速く浅くなり、鼻の穴を使って呼吸することがあります。元気や食欲は保たれることもありますが、ぐずりや脱水の心配がある場合もあります。3カ月〜18カ月の小児では耳の感染症が起こりやすいことがあります。生後の状態によっては無呼吸を起こすこともあり得ます。

検査と診断

診断

医師の診察と身体検査のほか、酸素の状態を測るパルスオキシメトリーを使います。重症例では鼻の奥の粘膜を採ってウイルスを調べることもあります。胸部X線検査などを行うこともあります。

治療

治療

家庭では十分な水分補給と安静が基本です。病院では酸素療法や輸液、必要に応じて気道を広げる薬が使われることがあります。抗菌薬は細菌感染が併発していない限り使われません。重症例では人工呼吸器の使用や酸素投与、輸液、場合によりコルチコステロイドが検討されることがあります。抗ウイルス薬や特定の薬剤の使用は症例によって異なります。

経過と生活

予防

RSウイルスに対する予防薬としてニルセビマブやパリビズマブが使用されることがあります。米国では乳幼児のRSウイルス感染予防に適用されることがあります。

経過・予後

多くの小児は自宅での安静と水分補給で回復します。3〜5日ほどで回復することが多いですが、呼気性喘鳴やせきは2〜4週間続くことがあります。適切な治療を受ければ入院が必要となるような深刻な結果になる確率は高くありません。繰り返し喘鳴が生じることもあります。

呼吸器内科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。