b受容体の刺激で起こるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
b受容体は主に交感神経系の受容体であり、心臓のb1受容体が刺激されると、心筋の収縮力と心拍数が増加します。これは、アデニル酸シクラーゼ活性化を介したcAMP増加によるものです。
選択肢ごとの解説
- 1. 気管支平滑筋の収縮は、M3受容体刺激(副交感神経作用)で起こる反応です。b2受容体刺激では気管支平滑筋は弛緩します。 正しくは:気管支平滑筋の弛緩
- 2. 正解。心臓のb1受容体が刺激されると、心拍数が増加します。これは交感神経の興奮作用の一つです。
- 3. 胃平滑筋の収縮は、M3受容体刺激(副交感神経作用)によって起こります。b受容体刺激では胃腸管運動は抑制されます(b2受容体による弛緩)。 正しくは:胃平滑筋の弛緩または蠕動運動の抑制
- 4. 外肛門括約筋は横紋筋であり、体性神経(陰部神経)支配です。自律神経(b受容体)刺激では直接的に弛緩しません。内肛門括約筋は平滑筋で自律神経支配ですが、b受容体刺激では弛緩します。 正しくは:外肛門括約筋は随意筋であり自律神経の影響は受けない。内肛門括約筋であれば弛緩。
国試ポイント
交感神経系と副交感神経系の受容体の種類(a、b、M、Nなど)と、それらが刺激された際に各臓器で起こる生理作用を正確に覚える。
混同注意
a受容体刺激による血管収縮や、M受容体(副交感神経)刺激による心拍数減少と混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
「b受容体の刺激」とあったら、b1とb2のどちらの作用を問われているのか、または両方の共通作用を問われているのかを文脈から判断し、各臓器での作用を想起する。
覚え方
「b受容体の刺激」とあったら、b1とb2のどちらの作用を問われているのか、または両方の共通作用を問われているのかを文脈から判断し、各臓器での作用を想起する。
対になる知識
a受容体刺激による血管収縮や、M受容体(副交感神経)刺激による心拍数減少と混同しやすい。
関連知識
b1受容体は心臓に多く存在し、心拍数増加、心収縮力増加、レニン分泌促進に関与します。b2受容体は気管支平滑筋、血管平滑筋、子宮平滑筋などに存在し、これらを弛緩させます。