血圧について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
脈圧は、心臓が収縮して血液を送り出した際の動脈内の最高圧である収縮期血圧と、心臓が拡張して血液を溜め込んでいる際の動脈内の最低圧である拡張期血圧の差によって定義されます。この差は、一回の心拍で動脈壁にかかる圧力変動の幅を示し、心臓のポンプ機能や血管の弾力性を反映します。
選択肢ごとの解説
- 1. 心臓の拡張期には、心室が弛緩して血液が流れ込むため、動脈内の圧力は最低となります。最高となるのは心臓の収縮期(駆出期)です。 正しくは:心臓の収縮期に最高となる。
- 2. 正解。脈圧は、収縮期血圧(最高血圧)から拡張期血圧(最低血圧)を引いた値であり、動脈圧の拍動性変動の指標となります。
- 3. 触診法(パルパトリー法)では、圧迫帯下の動脈拍動が触知できなくなった時点の圧力を収縮期血圧として測定します。拡張期血圧は拍動が触知できる最低圧ではないため、触診法では正確に測定できません。聴診法(アウスカルタトリー法)でコロトコフ音を聴取することで測定可能です。 正しくは:触診法で測定できるのは収縮期血圧である。拡張期血圧は聴診法で測定する。
- 4. 血圧測定の圧迫帯(カフ)は、上腕(心臓と同じ高さ)に巻くのが原則です。肘関節は動脈が走行している部位であり、圧迫帯を巻く位置としては適切ではありません。 正しくは:圧迫帯は上腕に巻く。
国試ポイント
血圧の定義、測定方法、生理的変動因子、および各血圧値が示す生理的意味を理解することが重要です。
混同注意
平均血圧と脈圧の混同。平均血圧は、心拍周期における動脈圧の平均値であり、拡張期血圧+1/3脈圧で計算されます。脈圧とは異なる概念です。
次に同じ論点が出たら
血圧に関する問題では、各血圧の定義、測定方法、そしてそれが心臓や血管系のどの機能を示すかを正確に理解しているかを確認します。
覚え方
血圧に関する問題では、各血圧の定義、測定方法、そしてそれが心臓や血管系のどの機能を示すかを正確に理解しているかを確認します。
対になる知識
平均血圧と脈圧の混同。平均血圧は、心拍周期における動脈圧の平均値であり、拡張期血圧+1/3脈圧で計算されます。脈圧とは異なる概念です。
関連知識
収縮期血圧は心拍出量や大動脈の弾性、拡張期血圧は末梢血管抵抗や心拍数に影響されます。正常な脈圧は約30〜60mmHgであり、脈圧の異常(拡大や狭小)は特定の疾患を示唆することがあります。