大腸の解剖学的特徴について正しい記述はどれか。
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正解は2番
解説
横行結腸は腹腔内臓器であり、長い横行結腸間膜を有するため可動性が高い。一方、上行結腸や下行結腸は後腹膜に固定された二次性後腹膜臓器であり、原則として腸間膜を持たない。大腸の特徴として腸絨毛はなく、結腸ヒモや結腸膨起、腹膜垂がみられる。
選択肢ごとの解説
- 1. 大腸の粘膜には腸絨毛が存在しない。腸絨毛は小腸の表面積を拡大するための構造である。
- 2. 正解。横行結腸は腹腔内臓器であり、長い横行結腸間膜を有するため可動性が高い。一方、上行結腸や下行結腸は後腹膜に固定された二次性後腹膜臓器であり、原則として腸間膜を持たない。大腸の特徴として腸絨毛はなく、結腸ヒモや結腸膨起、腹膜垂がみられる。
- 3. 上行結腸は二次性後腹膜臓器であり、腹壁の後壁に固定されているため腸間膜を持たない。
- 4. パイエル板は回腸(小腸)の粘膜固有層に多く分布する集合リンパ小節であり、大腸には発達しない。
国試ポイント
大腸の各部位(上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)における間膜の有無や、小腸との組織学的違い(腸絨毛の有無)がよく問われる。
覚え方
腹膜に吊るされる横・S(横行結腸・S状結腸は間膜あり)
対になる知識
腹膜との位置関係において、横行結腸やS状結腸は間膜を持ち腹腔内臓器に分類される。これに対し、上行結腸や下行結腸は後腹膜に固定された二次性後腹膜臓器であり、腸間膜を持たない点を対比して覚える。
関連知識
大腸の肉眼的な特徴として、結腸ヒモ、結腸膨起、腹膜垂の3つが存在する。また、小腸とは異なり大腸の粘膜表面には腸絨毛が消失しており、水分や電解質の吸収に特化した構造をとっている。