上行結腸の漿膜表面にみられる脂肪組織の小突起はどれか。
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正解は4番
解説
大腸(結腸や上行結腸)の漿膜表面には、脂肪組織が指状に突出した「腹膜垂(epiploic appendices)」と呼ばれる構造が多数見られる。これは大腸の肉眼的特徴の一つである。
選択肢ごとの解説
- 1. 結腸膨起は大腸に見られる袋状のふくらみを指す用語であり、漿膜表面に見られる脂肪組織の小突起である腹膜垂とは異なる構造である。
- 2. 輪状ヒダは小腸(空腸や回腸など)の粘膜面にみられる横向きのヒダであり、大腸には存在しない。
- 3. 結腸ヒモは大腸の縦走筋が帯状に集まったものであり、脂肪組織の小突起そのものではない。
- 4. 正解。大腸(結腸や上行結腸)の漿膜表面には、脂肪組織が指状に突出した「腹膜垂(epiploic appendices)」と呼ばれる構造が多数見られる。これは大腸の肉眼的特徴の一つである。
国試ポイント
大腸(結腸)に特徴的な3大肉眼構造である「結腸ヒモ」「結腸膨起」「腹膜垂」を正確に区別して覚えることが重要である。
覚え方
大腸の3大特徴:「ヒモ(結腸ヒモ)で膨らむ(結腸膨起)脂肪(腹膜垂)」
対になる知識
小腸の粘膜面に見られる輪状ヒダや腸絨毛といった内腔の構造的特徴に対し、大腸の表面に見られる特徴として結腸ヒモ、結腸膨起、および腹膜垂があるという消化管の部位による形態的差異を対比して覚えることが必要である。
関連知識
上行結腸および下行結腸は腹膜の後面のみを覆われているため、腹膜の後方に位置する二次性後腹膜臓器に分類される。これに対し、横行結腸やS状結腸は完全に腹膜に包まれた腹膜内臓器であり、固定様式の違いをあわせて理解しておくことが重要である。