パニック障害について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
パニック発作は予期せぬ場所や状況で突然出現し、短時間で症状のピークに達する特徴があります。これは自律神経系の急激な過活動によって引き起こされると考えられています。特定の誘因がないことも多く、患者は常に発作への恐怖を抱きやすくなります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。パニック発作は、特定の場所や状況に限定されず、予期せず突然に発症し、通常10分以内に症状がピークに達するという特徴があります。
- 2. パニック発作時の呼吸困難は過換気によるものが多く、酸素投与は通常必要ありません。むしろ、症状を悪化させる可能性や、患者に『深刻な病気である』という誤った認識を与えかねません。呼吸困難感はありますが、低酸素血症を伴うことは稀です。 正しくは:発作時の呼吸困難は過換気によることが多いため、基本的には酸素投与は行わず、呼吸を落ち着かせるための声かけや、必要に応じてペーパーバッグ法などが検討されることがあります。
- 3. パニック発作による胸痛は、通常数分から長くても30分程度で消失します。数時間にわたって続くことは稀であり、数時間続く胸痛であれば狭心症や心筋梗塞など他の器質的疾患を鑑別する必要があります。 正しくは:発作の胸痛は通常数分から長くても30分程度で消失する。
- 4. パニック障害の治療には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬やベンゾジアゼピン系抗不安薬を用いた薬物療法が有効です。薬物療法と認知行動療法を組み合わせることで、より高い治療効果が得られます。 正しくは:薬物療法はパニック障害の治療に有効である。
国試ポイント
パニック障害の診断基準と主な症状、発作の特性を理解する。
混同注意
パニック発作と心臓疾患、過換気症候群、その他の不安障害との鑑別。
次に同じ論点が出たら
パニック発作の突発性、予期不能性、短時間でのピーク到達、身体症状の多様性を問う記述に注目する。
覚え方
パニック発作の突発性、予期不能性、短時間でのピーク到達、身体症状の多様性を問う記述に注目する。
対になる知識
パニック発作と心臓疾患、過換気症候群、その他の不安障害との鑑別。
関連知識
パニック障害の治療法(薬物療法:SSRI、ベンゾジアゼピン系薬剤、認知行動療法)や合併症(広場恐怖、うつ病)についても合わせて学習する。