肝硬変でみられる内分泌異常の症状はどれか。
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正解は4番
解説
肝硬変では肝臓における女性ホルモンの代謝・不活性化が障害されるため、血中エストロゲン濃度が上昇し、男性において女性化乳房やクモ状血管腫などの内分泌異常がみられることがある。
選択肢ごとの解説
- 1. これは腹水や肝腫大による症状であり、肝硬変で高頻度に出現するが、ホルモン代謝異常に直接起因する内分泌症状ではない。
- 2. これは消化管出血などでみられる症状である。肝硬変に伴う食道静脈瘤破裂等でも下血は起こりうるが、内分泌異常に起因する症状ではない。
- 3. これは急性胆嚢炎や肝炎などでみられる疼痛症状である。肝硬変そのものは通常痛みを伴いにくい。
- 4. 正解。肝硬変では肝臓における女性ホルモンの代謝・不活性化が障害されるため、血中エストロゲン濃度が上昇し、男性において女性化乳房やクモ状血管腫などの内分泌異常がみられることがある。
国試ポイント
肝硬変におけるホルモン代謝異常に伴う症状(女性化乳房、手掌紅斑、クモ状血管腫)の理解が問われる。
覚え方
肝硬変でエストロゲンが「か(過)剰」になり「女(女性化乳房)」装
対になる知識
肝硬変でみられる内分泌・代謝異常の症状としては、女性化乳房、手掌紅斑、クモ状血管腫などが挙げられる。これらはエストロゲン等のホルモンの不活性化障害に起因する。一方、門脈圧亢進症状としては、腹水、食道静脈瘤、脾腫、腹壁静脈怒張などがみられる。
関連知識
肝臓は糖、タンパク質、脂質の代謝を行うだけでなく、各種ホルモンや薬物の代謝および不活性化を担う極めて重要な代謝臓器である。肝機能が高度に低下すると、ホルモンの血中濃度が異常に上昇し、特有の皮膚・内分泌症状が発現する。