メラノサイトが存在する部位はどれか。
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正解は2番
解説
メラノサイト(色素細胞)は、表皮の最も深層にある基底層に散在している。ここでメラニン色素を産生し、周囲のケラチノサイトに受け渡すことで、紫外線などの有害な光線から皮膚の深部組織を保護する役割を果たしている。
選択肢ごとの解説
- 1. 真皮の乳頭層は膠原線維や毛細血管が豊富な結合組織であり、メラノサイトは存在しない。
- 2. 正解。メラノサイト(色素細胞)は、表皮の最も深層にある基底層に散在している。ここでメラニン色素を産生し、周囲のケラチノサイトに受け渡すことで、紫外線などの有害な光線から皮膚の深部組織を保護する役割を果たしている。
- 3. これは皮脂腺の導管の説明。本問のメラノサイトは表皮の基底層および毛包に存在する外胚葉由来の細胞であり、皮脂腺導管には存在しない。
- 4. 毛幹は皮膚表面に出ている毛の部分であり、メラノサイトが存在してメラニンを供給するのは毛包の毛母部である。
国試ポイント
メラノサイトが存在する層(表皮の基底層)と、その機能(メラニン色素産生による紫外線防御)は国家試験で頻出の基礎知識である。
覚え方
「基底層 メラニン黒子(くろこ)」:基底層にメラノサイトがある。
対になる知識
表皮の基底層に存在する主な細胞にはケラチノサイト、メラノサイト、メルケル細胞がある。これに対して、表皮の最も表面に位置する角質層には、すでに核や細胞オルガネラを失って死滅し、ケラチン蛋白で満たされた角質細胞が重層して物理的な保護バリアを形成している。
関連知識
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層から構成される。表皮は重層扁平上皮で血管を欠き、真皮からの拡散によって栄養を受けている。また、皮膚付属器には汗腺(エクリン腺・アポクリン腺)、皮脂腺、毛、爪が含まれ、体温調節や感覚受容に重要な役割を担っている。