かぜ症候群について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
かぜ症候群(普通感冒)は、鼻腔、咽頭、喉頭の急性炎症で、その原因の90%以上はウイルス感染であり、主にライノウイルス、コロナウイルスなどが原因となります。細菌感染が原因となることは稀です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。かぜ症候群の原因の90%以上はライノウイルス、コロナウイルスなどのウイルス感染です。
- 2. かぜ症候群の初期は主に上気道の炎症であり、通常、呼吸音に明らかな異常はみられません。肺炎などの下気道感染症であれば初期から呼吸音異常がみられることがあります。 正しくは:初期から呼吸音に異常がみられることは稀である。
- 3. かぜ症候群の主な感染経路は飛沫感染(咳やくしゃみによる飛沫)と接触感染(ウイルスが付着した手で口や鼻に触れる)であり、空気感染(飛沫核感染)ではありません。 正しくは:主な感染経路は飛沫感染および接触感染である。
- 4. かぜ症候群の原因はほとんどがウイルスであるため、ウイルスに無効な抗菌薬(抗生物質)は通常使用しません。抗菌薬は細菌感染症に用いられます。抗菌薬の不適切な使用は薬剤耐性菌の発生を助長します。 正しくは:対症療法を主に用いる。
国試ポイント
かぜ症候群の主要な病因、感染経路、治療の原則、および身体所見の特徴を理解することが重要です。
混同注意
インフルエンザやかぜ症候群のウイルス感染と、細菌性肺炎や扁桃炎などの細菌感染を混同しやすい。それぞれの病原体、症状、治療の違いを区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
「かぜ症候群」の問題が出た際は、まずその主要な原因がウイルスであることを思い出し、それに伴う感染経路、治療法(対症療法が主)、身体所見(初期には呼吸音異常は稀)に着目して判断します。
覚え方
「かぜ症候群」の問題が出た際は、まずその主要な原因がウイルスであることを思い出し、それに伴う感染経路、治療法(対症療法が主)、身体所見(初期には呼吸音異常は稀)に着目して判断します。
対になる知識
インフルエンザやかぜ症候群のウイルス感染と、細菌性肺炎や扁桃炎などの細菌感染を混同しやすい。それぞれの病原体、症状、治療の違いを区別することが重要です。
関連知識
インフルエンザウイルスは空気感染(飛沫核感染)も起こり得るが、かぜ症候群のウイルスは主に飛沫感染や接触感染。インフルエンザは全身症状が強いが、かぜ症候群は局所症状が主体。細菌性肺炎では初期から呼吸音異常や胸部X線異常が見られることが多い。