日和見感染症はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
日和見感染症は、健常者では通常病原性を示さない微生物(特に常在菌)が、宿主の免疫力が低下した際に感染・発症するものです。選択肢2の常在菌感染症は、この定義に最も合致するため正解です。
選択肢ごとの解説
- 1. 強毒菌感染症は、健常者に対しても高い病原性を示す微生物による感染症であり、日和見感染症とは異なります。 正しくは:強毒菌感染症は、宿主の免疫状態に関わらず発症しうる感染症である。
- 2. 正解。日和見感染症は、免疫力の低下した宿主に、健常者では通常病原性を示さない常在菌が感染して発症する感染症であるため、常在菌感染症は日和見感染症の主要な形態の一つと言えます。
- 3. 新興感染症は、最近になってその存在が明らかになった、あるいは感染者数が著しく増加している感染症を指し、日和見感染症の定義とは異なります。原因菌の毒性や常在性とは直接関係ありません。 正しくは:新興感染症は、過去に知られていなかった、または公衆衛生上の問題として認識されていなかった感染症が新たに確認されたもの、または既知の感染症が地理的範囲、宿主範囲、疫学的特徴、病原性などに変化を示し、公衆衛生上重要な問題となってきた感染症を指す。
- 4. 伝染性感染症は、人から人へ、あるいは動物から人へと直接的または間接的に伝播する感染症全般を指し、日和見感染症の定義とは異なります。日和見感染症が伝染性を有する場合もありますが、その本質は「免疫低下時の発症」にあります。 正しくは:伝染性感染症は、病原体が宿主から他の宿主へと伝播する感染症の総称である。
国試ポイント
日和見感染症の定義と、その原因となる微生物が健常者の体内に常在する菌であることを理解することが重要です。
混同注意
日和見感染症と、一般的な感染症(強毒菌感染症など)の区別、また新興感染症や伝染性感染症との違いを明確にすること。
次に同じ論点が出たら
「日和見感染症」の定義が問われた場合、宿主の免疫力低下と、通常は病原性の低い微生物(特に常在菌)による感染症である点に着目して判断します。
覚え方
「日和見感染症」の定義が問われた場合、宿主の免疫力低下と、通常は病原性の低い微生物(特に常在菌)による感染症である点に着目して判断します。
対になる知識
日和見感染症と、一般的な感染症(強毒菌感染症など)の区別、また新興感染症や伝染性感染症との違いを明確にすること。
関連知識
日和見感染症の原因菌(例:MRSA、緑膿菌、カンジダ、ニューモシスチスなど)、発症リスク因子(免疫抑制状態、長期抗菌薬使用、栄養不良、高齢など)、主要な日和見感染症(例:ニューモシスチス肺炎、サイトメガロウイルス感染症)を合わせて学習すると良いでしょう。