眼球の構造について正しい記述はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
視神経乳頭は網膜からの視神経が集まって眼球外へ出る部位であり、ここには視細胞(錐体細胞・桿体細胞)が存在しないため光を感じることができない。これを「盲点」と呼ぶ。
選択肢ごとの解説
- 1. 錐体細胞は明るい場所(明所)や色覚に働き、暗い場所(暗所)での明暗の識別には桿体細胞が働く。
- 2. 瞳孔散大筋を支配するのは交感神経である。副交感神経が支配するのは瞳孔括約筋である。
- 3. 眼房水は網膜ではなく、毛様体で産生される。その後、後眼房から瞳孔を通って前眼房へ出て、シュレム管から排出される。
- 4. 正解。視神経乳頭は網膜からの視神経が集まって眼球外へ出る部位であり、ここには視細胞(錐体細胞・桿体細胞)が存在しないため光を感じることができない。これを「盲点」と呼ぶ。
国試ポイント
視神経乳頭=視細胞なし=盲点というキーワードの組み合わせは、感覚器系の基本として頻出する。
覚え方
乳頭=ミルクではなく視神経の出口、そこには視細胞がなく「盲点」。
対になる知識
視神経乳頭には視細胞が存在しないため光を感じることができず、視野上の生理的盲点となる。これに対し、網膜上で最も視力が優れ、錐体細胞が密集して色覚や明所視を担う中心部は中心窩と呼ばれる。また、瞳孔括約筋は副交感神経に支配されて縮瞳を起こし、瞳孔散大筋は交感神経に支配されて散瞳を起こすという対照的な自律神経支配を受けている。
関連知識
眼球内では毛様体で産生された眼房水が前房と後房を満たし、最終的に隅角のシュレム管を介して静脈系へ流出する。この眼房水の循環動態の破綻や排出障害が起きると眼圧が上昇し、視神経乳頭が障害されて緑内障を発症する臨床的要因となるため注意が必要である。