上行結腸にあるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
腹膜垂は、結腸の漿膜表面に存在する脂肪組織に富んだ小嚢状の突起であり、特に上行結腸を含む結腸全体に散在しているため、上行結腸にある構造として適切です。
選択肢ごとの解説
- 1. 腸間膜は、腹膜が二重になったもので、小腸や横行結腸などを後腹壁に固定し、血管や神経を運ぶ構造であり、上行結腸『にある』というよりは、上行結腸を覆い支持する役割を持つ。 正しくは:上行結腸は後腹膜腔に位置するため、腸間膜が『ある』という表現は適切ではない。小腸や横行結腸は腸間膜を持つ。
- 2. 腸絨毛は小腸粘膜に特有の構造であり、栄養素の吸収表面積を増大させる役割を持つ。上行結腸を含む大腸には腸絨毛は存在しない。 正しくは:腸絨毛は小腸に存在する。
- 3. 正解。腹膜垂は、結腸の漿膜表面から突出する脂肪組織に富んだ小嚢状の突起であり、上行結腸を含む結腸全体に広く分布している。
- 4. パイエル板は、小腸(特に回腸)の粘膜固有層と粘膜下層に存在するリンパ濾胞の集合体であり、免疫機能に関与している。上行結腸を含む大腸にはパイエル板は存在しない。 正しくは:パイエル板は小腸(特に回腸)に存在する。
国試ポイント
結腸の解剖学的特徴(腹膜垂、結腸ヒモ、ハウストラなど)と、小腸に特異的な構造(腸絨毛、パイエル板)を区別して覚える。
混同注意
腸間膜は腹膜の重複で臓器を支持する構造であり、腹膜垂は結腸自体の表面に付着する脂肪組織。腸絨毛とパイエル板は小腸の構造で、大腸にはない。
次に同じ論点が出たら
「上行結腸にあるもの」を問われた場合、腹膜垂、結腸ヒモ、ハウストラをまず想起し、小腸の構造や臓器支持構造との区別ができているかを確認する。
覚え方
「上行結腸にあるもの」を問われた場合、腹膜垂、結腸ヒモ、ハウストラをまず想起し、小腸の構造や臓器支持構造との区別ができているかを確認する。
対になる知識
腸間膜は腹膜の重複で臓器を支持する構造であり、腹膜垂は結腸自体の表面に付着する脂肪組織。腸絨毛とパイエル板は小腸の構造で、大腸にはない。
関連知識
結腸には他に、結腸ヒモ(3本の縦走する平滑筋束)と、ハウストラ(結腸ヒモによってできる膨隆部)がある。これらも結腸の解剖学的特徴として重要。