不眠がみられにくいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
アジソン病は副腎皮質機能低下症であり、コルチゾール分泌が低下するため、精神活動の抑制や倦怠感が主な症状となり、不眠は一般的に見られにくい症状である。むしろ過眠傾向を示すことが多い。
選択肢ごとの解説
- 1. 褐色細胞腫はカテコールアミンが過剰分泌されるため、交感神経が著しく亢進し、高血圧、動悸、発汗、そして不眠などの症状が頻繁に見られるため、不眠がみられにくい疾患ではない。 正しくは:不眠がみられやすい。
- 2. 正解。アジソン病は副腎皮質機能低下症であり、コルチゾール分泌が低下することで、活動性の低下や倦怠感が主な症状となる。精神症状としては抑うつ傾向が強く、不眠よりも過眠がみられやすい。したがって、不眠がみられにくいのはアジソン病である。
- 3. クッシング症候群はコルチゾールの過剰分泌により、高血糖、中心性肥満、皮膚線条などの身体症状に加え、精神症状として不眠、易刺激性、抑うつなどが頻繁に見られるため、不眠がみられにくい疾患ではない。 正しくは:不眠がみられやすい。
- 4. バセドウ病は甲状腺ホルモンの過剰分泌により、代謝が亢進し、交感神経が刺激されるため、動悸、発汗、体重減少、易疲労感、そして不眠などの精神神経症状が頻繁に見られるため、不眠がみられにくい疾患ではない。 正しくは:不眠がみられやすい。
国試ポイント
内分泌疾患の症状を理解し、特にホルモンの過剰分泌と過小分泌による自律神経系や精神状態への影響を区別することが重要。
混同注意
各内分泌疾患におけるホルモン過剰/過小分泌が、交感神経亢進/抑制のどちらに繋がるか。特に睡眠障害の有無や傾向を混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
内分泌疾患の問題で睡眠障害に関する選択肢が出た場合、まず原因となるホルモンの生理作用を考え、それが交感神経活動を亢進させるか抑制させるかで判断する。
覚え方
内分泌疾患の問題で睡眠障害に関する選択肢が出た場合、まず原因となるホルモンの生理作用を考え、それが交感神経活動を亢進させるか抑制させるかで判断する。
対になる知識
各内分泌疾患におけるホルモン過剰/過小分泌が、交感神経亢進/抑制のどちらに繋がるか。特に睡眠障害の有無や傾向を混同しやすい。
関連知識
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)では高コルチゾール血症により不眠がみられやすい。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)では甲状腺ホルモンの過剰分泌により代謝が亢進し、交感神経刺激症状として不眠がみられやすい。