健常な安静時の動脈血における二酸化炭素分圧(PaCO2)の正常値はどれか。
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正解は2番
解説
健常な成人の安静時における動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の正常値はおよそ35〜45mmHgである。この値は呼吸による二酸化炭素の排出と体内での産生のバランスを反映しており、体液のpH維持に極めて重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 50~60mmHgは正常範囲を超えて高く、肺胞換気が不十分な状態(二酸化炭素ナルコーシスや呼吸性アシドーシス)を示す値である。
- 2. 正解。健常な成人の安静時における動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の正常値はおよそ35〜45mmHgである。この値は呼吸による二酸化炭素の排出と体内での産生のバランスを反映しており、体液のpH維持に極めて重要である。
- 3. 20~30mmHgは軽度から中等度の過換気状態における二酸化炭素分圧であり、正常安静時の値としては低すぎる。
- 4. 10~20mmHgは正常値よりも著しく低く、過換気などで二酸化炭素が過剰に排出された状態(呼吸性アルカローシス)の値である。
国試ポイント
動脈血ガス分析における代表的な指標の正常値を覚える。PaO2(80〜100mmHg)、PaCO2(35〜45mmHg)、pH(7.35〜7.45)は頻出数値である。
覚え方
炭酸ガス(PaCO2)の正常値は「サンゴ(35-45)の海」。
対になる知識
健常な成人における安静時の動脈血ガス分析では、動脈血酸素分圧(PaO2)の正常値が80〜100mmHgであるのに対し、動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の正常値は35〜45mmHgの範囲に厳密に維持されている。
関連知識
動脈血中の二酸化炭素分圧(PaCO2)の上昇は、中枢化学受容器を強力に刺激して換気量を増加させる働きを持つ。反対にPaCO2が低下すると呼吸中枢への刺激が減少し、呼吸運動が抑制されることで体内の酸塩基平衡が保たれている。