腎疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
慢性腎不全では、腎臓のリン排泄能力が低下するため、血中のリンが蓄積し、高リン血症を呈します。これは腎機能の低下に伴う典型的な電解質異常の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 急性糸球体腎炎では、レニン-アンジオテンシン系の活性化や体液貯留により、高血圧を呈することが一般的です。低血圧は稀です。 正しくは:高血圧
- 2. 正解。慢性腎不全では、腎臓からのリン排泄が障害されるため、血中にリンが蓄積し高リン血症となります。これは正しい組合せです。
- 3. 急性腎不全では、腎臓からの酸排泄が障害され、重炭酸イオンの再吸収能も低下するため、代謝性アシドーシスを呈することが一般的です。 正しくは:代謝性アシドーシス
- 4. ネフローゼ症候群では、肝臓での脂質合成が亢進し、同時にリポタンパク分解酵素の活性低下などにより、高コレステロール血症を呈します。 正しくは:高コレステロール血症
国試ポイント
腎疾患における典型的な電解質異常、血圧変動、酸塩基平衡、脂質代謝異常を理解すること。
混同注意
腎不全の種類(急性・慢性)によって所見の出方や緊急度が異なることを区別すること。特に電解質異常は腎機能と密接に関連するため、どの電解質がどのように変動するかを正確に覚える。
次に同じ論点が出たら
腎疾患の問題が出題された場合、疾患名から予測される主要な生理学的・生化学的異常(電解質、酸塩基平衡、血圧、脂質代謝など)を正確に想起し、選択肢と照合して判断します。
覚え方
腎疾患の問題が出題された場合、疾患名から予測される主要な生理学的・生化学的異常(電解質、酸塩基平衡、血圧、脂質代謝など)を正確に想起し、選択肢と照合して判断します。
対になる知識
腎不全の種類(急性・慢性)によって所見の出方や緊急度が異なることを区別すること。特に電解質異常は腎機能と密接に関連するため、どの電解質がどのように変動するかを正確に覚える。
関連知識
慢性腎不全では高リン血症以外にも、高カリウム血症、代謝性アシドーシス、腎性貧血、高血圧、低カルシウム血症などがみられます。ネフローゼ症候群では、タンパク尿による低アルブミン血症、浮腫、高コレステロール血症が特徴的です。