津液の停滞による症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
津液の停滞は、体内の水液代謝が滞り、湿や飲といった病理産物が生じる状態です。脾の運化失調や腎の気化作用の低下などが原因で、水液が腸管に停滞すると、下痢として排泄されることがあります。特に、水様性の下痢や泥状便は津液停滞の典型的な症状の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 盗汗は、体表の営衛不和や陰虚内熱により汗が漏れ出る病態であり、津液の停滞とは異なる。 正しくは:盗汗は陰虚の症状である。
- 2. 口渇は、津液不足や熱邪による津液消耗、あるいは気虚による津液上達不能によって起こる症状であり、津液停滞とは逆の病態を示す。 正しくは:口渇は津液不足や熱邪による津液消耗の症状である。
- 3. しびれ(麻木)は、気血の運行不暢、特に血虚や風寒湿邪による経絡の阻滞によって引き起こされる症状であり、津液の停滞とは直接関連が薄い。 正しくは:しびれは気血の運行不暢や経絡の阻滞の症状である。
- 4. 正解。下痢は、脾の運化失調や腎の気化作用低下などにより、津液が腸管に停滞し、正常に吸収されずにそのまま排泄される病態であり、津液停滞の代表的な症状である。
国試ポイント
津液の生理機能と病理、特に津液の停滞(水湿・痰飲)によって引き起こされる症状を理解する。
混同注意
津液不足(津液の消耗)による症状(口渇、皮膚乾燥など)と、津液停滞による症状(浮腫、下痢、めまいなど)を混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
津液の停滞が問題で問われた場合、浮腫、めまい、下痢、小便不利、重だるさなど、水液代謝異常を示す症状に注目する。
覚え方
津液の停滞が問題で問われた場合、浮腫、めまい、下痢、小便不利、重だるさなど、水液代謝異常を示す症状に注目する。
対になる知識
津液不足(津液の消耗)による症状(口渇、皮膚乾燥など)と、津液停滞による症状(浮腫、下痢、めまいなど)を混同しやすい。
関連知識
津液の生成・運行・排泄には、脾、肺、腎、三焦などが関与している。津液停滞は痰飲、水湿、浮腫、小便不利などの病態に発展することがある。