上肢の主要な神経の走行経路に関する記述として正しいものはどれか。
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正解は4番
解説
筋皮神経は腕神経叢の外側神経束から起こり、烏口腕筋を貫通したのち、上腕二頭筋と上腕筋の間を下行して前腕外側の皮フ感覚や上腕屈筋群を支配する。
選択肢ごとの解説
- 1. 上腕骨体の橈骨神経溝を通るのは橈骨神経であり、尺骨神経ではない。尺骨神経は上腕骨内側上顆後面を通過する。
- 2. 上腕骨内側上顆後面を通るのは尺骨神経であり、橈骨神経ではない。橈骨神経は上腕骨体の後面の橈骨神経溝を走行する。
- 3. 上腕骨結節間溝を通るのは上腕二頭筋長頭腱であり、正中神経は上腕動脈に伴走して内側を下行する。
- 4. 正解。筋皮神経は腕神経叢の外側神経束から起こり、烏口腕筋を貫通したのち、上腕二頭筋と上腕筋の間を下行して前腕外側の皮フ感覚や上腕屈筋群を支配する。
国試ポイント
上肢の主要神経(橈骨神経・尺骨神経・正中神経・筋皮神経・腋窩神経)の通過する溝や骨のランドマークとの位置関係は国家試験の定番である。
覚え方
神経と溝の対応:橈骨=橈骨神経溝(体後面)、尺骨=内側上顆後面の尺骨神経溝、筋皮=烏口腕筋貫通
対になる知識
尺骨神経は上腕骨内側上顆の後面(尺骨神経溝)を走行し、橈骨神経は上腕骨体後面の橈骨神経溝を走行する。上肢の主要な神経がどの骨の溝を通るかは、骨折時の障害部位を特定する上で極めて重要な解剖学的知識である。
関連知識
橈骨神経は上腕深動脈とともに橈骨神経溝を走行するため、上腕骨幹部骨折を生じた際に下垂手などの神経麻痺合併症を最も起こしやすい神経の代表例として国家試験で頻出である。