胸中に集まる気について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
胸中に集まる気は宗気(そうき)と呼ばれ、呼吸によって取り込まれた清気と飲食物から作られた水穀の精微が脾から送られたものが肺で合わさって生成されます。宗気は呼吸を調整し、発声をつかさどり、心臓の拍動を助ける働きがあります。選択肢2の発声に関わるは、宗気の重要な機能の一つであるため正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 発育を促すのは、主に腎に貯蔵される原気の働きです。宗気には発育を促す作用はありません。 正しくは:発育を促すのは原気の働きである。
- 2. 正解。胸中に集まる宗気は、呼吸運動を促進し、気道を通り喉頭部を動かすことで発声をつかさどります。肺の呼吸機能と密接に関連しており、発声は宗気の主要な生理作用の一つです。
- 3. 発汗を調整するのは、主に衛気の働きです。衛気は体表を巡り、汗腺の開閉を調整して体温と発汗を制御します。宗気には発汗調整作用はありません。 正しくは:発汗を調整するのは衛気の働きである。
- 4. 栄養分をもつのは、主に営気の働きです。営気は血脈中を巡り、全身に栄養を供給します。宗気は呼吸と発声に関わるものであり、栄養分を直接持つわけではありません。 正しくは:栄養分をもつのは営気の働きである。
国試ポイント
宗気(そうき)の生成、貯蔵部位、および生理作用(呼吸、発声、心拍動)を正確に理解しておくことが重要です。特に、宗気が呼吸と発声、循環器系に深く関与している点を覚える。
混同注意
胸中に集まる「気」は宗気であり、全身を巡る「気」の分類の一つです。原気、衛気、営気など、他の「気」の種類とその働きとの区別を明確にすることが重要です。
次に同じ論点が出たら
「胸中に集まる気」と来たら、それが「宗気」を指すことを即座に判断し、その生理作用(呼吸、発声、心拍動)の中から合致する選択肢を選ぶ。
覚え方
「胸中に集まる気」と来たら、それが「宗気」を指すことを即座に判断し、その生理作用(呼吸、発声、心拍動)の中から合致する選択肢を選ぶ。
対になる知識
胸中に集まる「気」は宗気であり、全身を巡る「気」の分類の一つです。原気、衛気、営気など、他の「気」の種類とその働きとの区別を明確にすることが重要です。
関連知識
宗気は上焦(胸郭内)に集積し、呼吸器系(肺)、循環器系(心)、そして発声機能に密接に関わります。原気(腎に貯蔵、生命活動の根本)、衛気(体表を巡り防御機能)、営気(血中に存在し栄養作用)との比較も重要です。