鼻出血の好発部位として知られるキーゼルバッハ部位が存在する場所はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
キーゼルバッハ部位は、鼻中隔の前端部に位置する血管(動脈網)が非常に豊富な領域である。粘膜が薄いため外傷や乾燥などで出血しやすく、鼻出血(鼻血)の最も好発する部位として知られている。
選択肢ごとの解説
- 1. 鼻涙管の開口部は下鼻道にあり、涙液を鼻腔内へ排出する通路である。キーゼルバッハ部位とは異なる。
- 2. 正解。キーゼルバッハ部位は、鼻中隔の前端部に位置する血管(動脈網)が非常に豊富な領域である。粘膜が薄いため外傷や乾燥などで出血しやすく、鼻出血(鼻血)の最も好発する部位として知られている。
- 3. 中鼻道には上顎洞や前頭洞、前・中篩骨蜂巣が開口する部位であり、キーゼルバッハ部位ではない。
- 4. 上鼻甲介の内側面およびそれに相対する鼻中隔上部には嗅上皮が存在し、嗅覚に関わる受容野となっている。
国試ポイント
キーゼルバッハ部位の位置(鼻中隔前端)と、鼻出血の好発部位であることを結びつけて覚える。また鼻道への各副鼻腔や鼻涙管の開口部(上鼻道・中鼻道・下鼻道)も国家試験の定番である。
覚え方
「下鼻道に涙(鼻涙管)、中鼻道に頭(前頭洞)・上(上顎洞)」
対になる知識
鼻腔内の解剖学的構造として、出血の好発部位であるキーゼルバッハ部位が鼻中隔の前端部に存在するのに対し、嗅覚を司る嗅上皮は上鼻甲介の内側面およびそれに相対する鼻中隔上部に位置するという対比を把握することが重要である。
関連知識
鼻腔の外側壁には上鼻甲介・中鼻甲介・下鼻甲介という3つの鼻甲介があり、それぞれの下方に対応する空間として上鼻道・中鼻道・下鼻道が形成される。鼻涙管は下鼻道に開口し、副鼻腔(上顎洞など)は中鼻道に開口するなど、開口部の位置関係は頻出の重要知識である。