肺の解剖学的構造である肺門を通過しない神経はどれか。
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正解は4番
解説
肺門は、主気管支、肺動脈、肺静脈、気管支動静脈、神経、リンパ管が出入りする部位である。一方、横隔神経は胸腔内で縦隔の側方を走行して横隔膜に至るため、肺門を通過しない。
選択肢ごとの解説
- 1. これは肺動脈の説明。本問の肺門を通過する構造物であり、心臓から送り出された静脈血を肺へ導く血管であるため誤り。
- 2. これは肺静脈の説明。本問の肺門を通過する構造物であり、ガス交換後の動脈血を左心房へ送る血管であるため誤り。
- 3. これは主気管支の説明。本問の肺門を通過する構造物であり、気管から分岐して肺内部へ空気を通す管であるため誤り。
- 4. 正解。肺門は、主気管支、肺動脈、肺静脈、気管支動静脈、神経、リンパ管が出入りする部位である。一方、横隔神経は胸腔内で縦隔の側方を走行して横隔膜に至るため、肺門を通過しない。
国試ポイント
肺門を通過する構造物と縦隔を走行する構造物の区別がよく問われる。横隔神経や迷走神経の位置関係に注意する。
覚え方
肺門の通過物:主動静(主気管支・肺動静脈)+神経・リンパ管
対になる知識
肺門を通過する主な構造物としては、主気管支、肺動脈、肺静脈、気管支動静脈、神経(迷走神経や交感神経)、リンパ管、リンパ節が挙げられる。これに対して横隔神経は心嚢の側方を下行して横隔膜に至り、肺門の構成要素には含まれない。
関連知識
横隔神経は第3〜5頚神経の前枝(主に第4頚神経)に由来する運動神経であり、胸腔内では縦隔を通過して横隔膜に達する。呼吸運動における主要な神経であり、頚髄の損傷時には呼吸困難を引き起こすため臨床的にも極めて重要である。