35歳の男性。インスタント麺ばかり食べている。全身がだるく、最近は下肢にしびれがみられる。膝蓋腱反射は減弱し、近医でビタミン不足と言われた。 症状改善に効果があるとされる、8つの腧穴の組合せに含まれるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
上巨虚は足の陽明胃経に属する経穴であり、大腸疾患、特に下痢や便秘、腹痛などの症状に対して効果があるとされる大腸の下合穴である。本問は特定の疾患に対する8つの経穴(八総穴)の組み合わせを問うもので、上巨虚は胃腸疾患、特に腹部症状の改善に重要な役割を果たすため、症状改善に効果があるとされる経穴の組合せに含まれる。
選択肢ごとの解説
- 1. 膝陽関は膝関節の外側にあり、股関節や膝関節の運動器疾患に主に用いられる。本問の腹痛や下痢の症状改善とは直接関連性が低い。 正しくは:膝関節痛、坐骨神経痛など。
- 2. 内膝眼は膝関節の内側にある経穴で、膝関節炎や半月板損傷など、膝関節の局所的な疼痛や運動制限に用いられる。腹部症状とは関連がない。 正しくは:膝関節痛、膝関節の運動制限など。
- 3. 陽陵泉は胆経の合穴であり、筋の病を主る。主に下肢の麻痺や疼痛、胆嚢炎などに用いられる。腹痛や下痢の直接的な効果は限定的である。 正しくは:下肢麻痺、胆嚢炎、脇痛、坐骨神経痛など。
- 4. 正解。上巨虚は大腸の下合穴であり、大腸疾患、特に下痢や腹痛といった症状に効果があるとされる。これは八総穴の一つであり、腹痛と下痢の症状改善に直接的に寄与する。
国試ポイント
八総穴(下合穴)とその主治、および各経穴の正確な位置と所属経絡を覚えること。特に上巨虚が大腸の下合穴であることを理解する。
混同注意
八総穴と八脈交会穴の区別。八総穴は特定の臓腑や部位の疾患に効果的な遠隔取穴であり、下合穴を含む。八脈交会穴は奇経八脈の連絡を強めるものであり、主治が異なる。
次に同じ論点が出たら
同様の経穴の組合せに関する問題が出た場合、各経穴の主治、特に八総穴であればどの臓腑や部位に作用するかを確認し、問題文の症状と最も合致する選択肢を選ぶ。
覚え方
同様の経穴の組合せに関する問題が出た場合、各経穴の主治、特に八総穴であればどの臓腑や部位に作用するかを確認し、問題文の症状と最も合致する選択肢を選ぶ。
対になる知識
八総穴と八脈交会穴の区別。八総穴は特定の臓腑や部位の疾患に効果的な遠隔取穴であり、下合穴を含む。八脈交会穴は奇経八脈の連絡を強めるものであり、主治が異なる。
関連知識
八総穴は以下の通り:肺疾患に列缺、頭項部に後谿、腰脚部に委中、顔面に合谷、心胸部に内関、腹部に足三里、婦人科疾患に三陰交、大腸疾患に上巨虚。これらの主治と、各経穴がどの臓腑や部位に作用するかを理解することが重要である。