気管の組織学的特徴に関する記述として正しいものはどれか。
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正解は3番
解説
気管および気管支の内面を覆う粘膜上皮は多列線毛上皮(杯細胞を含む)であり、線毛運動と粘液によって吸入された異物や塵埃を咽頭方向へ排除する防御機能を持つ。
選択肢ごとの解説
- 1. 重層平扁上皮は食道や皮膚、口腔などの保護が必要な部位を覆う上皮であり、気管には存在しない。
- 2. 気管は頸部から胸部上縦隔までであり、腹部に達するのは食道や胃などの消化管である。
- 3. 正解。気管および気管支の内面を覆う粘膜上皮は多列線毛上皮(杯細胞を含む)であり、線毛運動と粘液によって吸入された異物や塵埃を咽頭方向へ排除する防御機能を持つ。
- 4. 気管壁にはC字状の気管軟骨が存在し、平滑筋(気管筋)がその間隙を埋める。骨格筋ではない。
国試ポイント
呼吸器系(気管・気管支)の上皮が「多列線毛上皮」であることと、消化器系(食道・口腔)の上皮が「重層平扁上皮」であることの区別が頻出である。
覚え方
気管の線毛でゴミをフセグ(多列線毛)
対になる知識
呼吸器系の上流である気管の粘膜上皮は多列線毛上皮で覆われており、異物を外へ押し出す線毛運動が行われる。これに対し、食物が通過する食道の粘膜上皮は摩擦に強い重層平扁上皮からなり、管腔の機能に応じた組織学的特徴を示す。
関連知識
気管は第6頸椎の高さ(輪状軟骨下縁)で喉頭に続き、胸骨角の高さ(第4・5胸椎間)で左右の主気管支に分岐する。管壁にはC字状の気管軟骨が並び、気道が虚脱するのを防ぐ構造となっている。