アルドステロンの生理作用に関する記述として正しいものはどれか。
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正解は4番
解説
アルドステロンは副腎皮質(球状層)から分泌される鉱質コルチコイド(ステロイドホルモン)である。腎臓の遠位尿細管および集合管に作用し、ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進する。これにより水分も受動的に再吸収され、血圧や体液量が維持される。
選択肢ごとの解説
- 1. 血漿浸透圧が上昇した際に分泌が刺激されるのはバソプレシン(抗利尿ホルモン)である。アルドステロンの分泌はレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系や血中カリウム濃度によって調節される。
- 2. 血糖値を上昇させるホルモンにはグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール(糖質コルチコイド)などがある。アルドステロンは主に電解質と水分代謝を調節する。
- 3. 下垂体後葉から分泌されるのはバソプレシンやオキシトシンである。アルドステロンは副腎皮質から分泌される。
- 4. 正解。アルドステロンは副腎皮質(球状層)から分泌される鉱質コルチコイド(ステロイドホルモン)である。腎臓の遠位尿細管および集合管に作用し、ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進する。これにより水分も受動的に再吸収され、血圧や体液量が維持される。
国試ポイント
アルドステロンの分泌部位(副腎皮質球状層)と作用部位(遠位尿細管・集合管)、作用内容(Na+再吸収・K+分泌)のセットは国家試験の定番である。
覚え方
副腎皮質ホルモン:球「塩」(塩分=アルドステロン)、束「糖」(糖質=コルチゾール)、網「性」(性ホルモン=アンドロゲン)
対になる知識
アルドステロンが副腎皮質球状層から分泌され腎でのナトリウム再吸収を促すのに対し、バソプレシンは下垂体後葉から分泌され血漿浸透圧上昇や循環血液量減少により腎集合管での水の再吸収を促進するペプチドホルモンである。
関連知識
副腎皮質からは、球状層でアルドステロン、束状層でコルチゾール、網状層でアンドロゲンが分泌される。これらはすべてコレステロールを原料とするステロイドホルモンである。