パーキンソン病の症状に関する記述で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
パーキンソン病の三大主徴は、安静時振戦、筋強剛(固縮)、無動(動作緩慢)である。筋強剛は、他動運動時に鉛管様や歯車様の抵抗(こわばり)として捉えられる。したがって選択肢1が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. パーキンソン病の症状や振戦は、左右非対称性に発症・進行することが多いため誤りである。
- 2. 意図的な動作時や姿勢保持時に振戦が悪化するのは本態性振戦や小脳性振戦の特徴であり、パーキンソン病では主に安静時に振戦がみられるため誤りである。
- 3. 正解。パーキンソン病の三大主徴は、安静時振戦、筋強剛(固縮)、無動(動作緩慢)である。筋強剛は、他動運動時に鉛管様や歯車様の抵抗(こわばり)として捉えられる。したがって選択肢1が正しい。
- 4. 姿勢反射障害(バランスを崩したときに立て直せない障害)は進行期に出現しやすく、薬物療法でも改善しにくいため誤りである。
国試ポイント
パーキンソン病の三大主徴(安静時振戦、筋強剛、無動)と本態性振戦(動作時振戦)の鑑別がよく問われる。
覚え方
パーキンソン病の三大主徴:安・筋・無(安静時振戦・筋強剛・無動)
対になる知識
パーキンソン病では、他動運動に対して鉛管様や歯車状の強い抵抗が増加する筋強剛(固縮)がみられる。これに対し、本態性振戦は動作時や姿勢保持時に振戦が強まるが、パーキンソン病の振戦は安静時に目立つ。
関連知識
パーキンソン病は中脳黒質のドパミン作動性神経細胞の変性・脱落を主病変とする神経変性疾患である。四大徴候として安静時振戦、無動・寡動、筋強剛、姿勢反射障害が挙げられ、L-DOPA製剤等の薬物療法が行われる。