小児に対して最も適した灸法はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
艾条灸は皮膚に直接艾を置かず、間接的に熱を伝えるため、熱刺激が比較的穏やかで、やけどのリスクが低いです。特に小児の皮膚は薄く敏感であるため、温和な刺激である艾条灸が最も適していると考えられます。
選択肢ごとの解説
- 1. 透熱灸は艾を皮膚に直接置き、燃え尽きるまで行う灸法であり、比較的強い熱刺激を伴います。小児の敏感な皮膚には刺激が強すぎ、火傷のリスクが高いため不適切です。 正しくは:小児には適さない。
- 2. 焦灼灸は、艾炷を大きくし、十分に燃やし尽くす非常に強い熱刺激を与える灸法です。透熱灸よりもさらに刺激が強く、瘢痕を残すこともあるため、小児には全く適しません。 正しくは:小児には適さない。
- 3. 打膿灸は、灸痕が化膿することを利用して治療効果を得る灸法であり、強い刺激と感染のリスクを伴います。小児には身体的・精神的な負担が大きく、感染症のリスクも考慮すると不適切です。 正しくは:小児には適さない。
- 4. 正解。艾条灸は、艾を棒状にした艾条を用いて皮膚から一定の距離を保ち、間接的に温める灸法です。直接皮膚に接触しないため熱刺激が穏やかで、火傷のリスクが低く、小児の敏感な皮膚にも安全に施行できるため、最も適しています。
国試ポイント
小児に対する灸法は、刺激が穏やかで安全な方法を選択すること。特に艾条灸の適応を理解する。
混同注意
直接灸と間接灸の区別、およびそれぞれの灸法が持つ刺激の強度と適応の違い。
次に同じ論点が出たら
小児への治療に関する問題では、「刺激の穏やかさ」「安全性」「痛みの少なさ」をキーワードに判断する。
覚え方
小児への治療に関する問題では、「刺激の穏やかさ」「安全性」「痛みの少なさ」をキーワードに判断する。
対になる知識
直接灸と間接灸の区別、およびそれぞれの灸法が持つ刺激の強度と適応の違い。
関連知識
小児に対する鍼灸治療の原則として、刺激量を少なくし、短時間で行うこと。また、施灸部位は慎重に選ぶこと。小児はりや、間接的な温熱刺激を用いる灸法(例:隔物灸の一部)が適応となる場合が多い。