五兪穴で咳嗽と発熱に用いるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
復溜は腎経の経金穴であり、腎は水液代謝を主り、肺と表裏関係にあるため、水湿を調節し、肺の機能を助けることで咳嗽や発熱といった肺系の症状に効果を発揮します。特に発熱を伴う咳嗽で水液代謝異常が関与する場合に有効です。
選択肢ごとの解説
- 1. 陰谷は腎経の合穴であり、湿熱による排尿困難や膝関節痛などに用いることが多く、咳嗽や発熱の主治ではありません。 正しくは:陰谷は湿熱による排尿困難や膝関節痛などに用いられます。
- 2. 正解。復溜は腎経の経金穴で、発汗異常、水腫、腎虚による腰痛、そして発熱を伴う咳嗽に用いられます。水液代謝調節作用が咳嗽・発熱に有効です。
- 3. 太渓は腎経の輸土穴かつ原穴で、腎陰虚による症状(耳鳴り、めまい、足腰のだるさ)や、腎精不足による症状に主として用いられます。咳嗽や発熱に直接的な主治はありません。 正しくは:太渓は腎陰虚や腎精不足による症状(耳鳴り、めまい、足腰のだるさ)に用いられます。
- 4. 然谷は腎経の滎火穴で、陰虚火旺による症状(口渇、咽喉痛、煩躁)や、泌尿生殖器系の湿熱症状に用いることが多いです。咳嗽や発熱には直接的ではありません。 正しくは:然谷は陰虚火旺による症状(口渇、咽喉痛)や泌尿生殖器系の湿熱症状に用いられます。
国試ポイント
五兪穴の主治とその古典的な用途を正確に覚える必要があります。特に腎経の五兪穴それぞれの特徴と、それらがどのような症状に適用されるかを理解することが重要です。
混同注意
五兪穴はそれぞれ経絡上の位置と五行属性が異なるため、主治も異なります。特に同じ経絡内での近接する穴位や、異なる経絡だが同様の響きを持つ穴位と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず経絡と五兪穴の関係性、特に五行属性と主治を再確認し、問題文の症状(咳嗽、発熱)がどの臓腑の病変に関連するかを判断します。
覚え方
同様の問題が出題された場合、まず経絡と五兪穴の関係性、特に五行属性と主治を再確認し、問題文の症状(咳嗽、発熱)がどの臓腑の病変に関連するかを判断します。
対になる知識
五兪穴はそれぞれ経絡上の位置と五行属性が異なるため、主治も異なります。特に同じ経絡内での近接する穴位や、異なる経絡だが同様の響きを持つ穴位と混同しやすいです。
関連知識
五兪穴は、井・滎・兪・経・合の五つの穴を指し、それぞれ経気の流れの特性(井は発、滎は留、兪は注、経は行、合は入)に基づいて異なる病態に用いられます。腎経の五兪穴(井穴:湧泉、滎穴:然谷、兪穴:太渓、経穴:復溜、合穴:陰谷)それぞれの特徴を覚えましょう。