心臓の組織と刺激伝導系に関する記述で正しいものはどれか。
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正解は1番
解説
心臓の刺激伝導系(洞房結節、房室結節、ヒス束、プルキンエ線維など)は、興奮を自発的に発生し速やかに伝えるために特殊化した筋組織である特殊心筋から構成される。よって記述は正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。心臓の刺激伝導系(洞房結節、房室結節、ヒス束、プルキンエ線維など)は、興奮を自発的に発生し速やかに伝えるために特殊化した筋組織である特殊心筋から構成される。よって記述は正しい。
- 2. 洞房結節は心臓の中で最も自動能が高いため「正常ペースメーカー」として働く。自動能が低い部位ではなく、毎分約60〜100回の最も速いリズムで興奮を自発的に発生させる。
- 3. 房室結節では心房から心室への興奮伝導に遅延(伝導遅延)が生じることで、心房が収縮した後に心室が収縮するという時間的ズレ(同期)が保たれる。
- 4. 刺激伝導系を構成するのは特殊心筋であり、収縮を担う通常の固有心筋とは区別される。
国試ポイント
刺激伝導系が「特殊心筋」で構成されていること、洞房結節が「最大の自動能」を持つことが国家試験の定番である。
覚え方
洞房結節はトップ(一番高い自動能=ペースメーカー)。
対になる知識
心臓の壁は拍出を行う固有心筋と、興奮を自発的に発生して伝導する特殊心筋(刺激伝導系)に大別される。自動能の最も高い洞房結節がペースメーカーとなり、房室結節での遅延を経てプルキンエ線維へと興奮が伝わる。
関連知識
心臓の刺激伝導系による興奮の伝播過程は心電図の波形として体表から記録される。特に房室結節における伝導の遅延は、心房の収縮が完了した後に心室が効率よく収縮するための不可欠な生理学的メカニズムである。