高血圧症の診断や治療方針決定で正しい記述はどれか。
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正解は1番
解説
家庭血圧は医療機関以外の日常的な血圧を反映し、白衣高血圧や仮面高血圧の発見、降圧薬の治療効果評価などに極めて重要であるため適切である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。家庭血圧は医療機関以外の日常的な血圧を反映し、白衣高血圧や仮面高血圧の発見、降圧薬の治療効果評価などに極めて重要であるため適切である。
- 2. 白衣高血圧は医療機関でのみ高血圧を示し、自宅では正常血圧を示す状態である。自宅でのみ高血圧を示す状態は仮面高血圧と呼ばれる。
- 3. 常習的飲酒は血圧上昇の主要な危険因子であり、低下させる要因ではない。過度なアルコール摂取は高血圧や脳卒中の発症リスクを高める。
- 4. 治療目標値はすべての患者で一律ではなく、患者の年齢、合併症の有無、腎障害や糖尿病の有無などに応じて個別に設定される。
国試ポイント
高血圧の診断や治療においては、診察室血圧だけでなく家庭血圧の測定結果が重視される点を問われやすい。
覚え方
家庭血圧は低めの基準(135/85mmHg未満が目標)
対になる知識
高血圧の血圧測定法の対比として、医療機関で測定される「診察室血圧」に対し、患者自身が自宅でリラックスした状態で測定する「家庭血圧」がある。家庭血圧測定は、白衣高血圧や仮面高血圧の発見に有用であり、毎日の治療効果の評価や降圧薬の調整において非常に重要な臨床的意義を持つ。
関連知識
高血圧の診断基準は、日本高血圧学会のガイドラインにおいて、診察室血圧で140/90mmHg以上、家庭血圧では135/85mmHg以上のいずれかを示す場合と定められている。生活習慣の改善(減塩、節酒、運動療法など)が治療の基本であり、必要に応じてカルシウム拮抗薬やARBなどの降圧薬を用いた薬物療法が開始される。