脊柱の硬直や疼痛、頭部の痛み、尿失禁、痙攣性発作などを特徴とする奇経八脈病証はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
督脈は「陽脈の海」と呼ばれ、下腹部から起こり脊柱を上行して頭部に至る。脊柱を司るため、その病証では背骨のこわばりや痛み、頭痛のほか、陽気不足による下肢の冷えや尿失禁、痙攣性発作などが現れる。
選択肢ごとの解説
- 1. これは悪寒発熱、全身の疼痛などを特徴とする病証である。本問の脊柱や頭部を中心とする症状とは一致しない。
- 2. これは心胸部の痛み、胃痛、憂鬱などを特徴とする病証である。本問の脊柱硬直や尿失禁とは異なる。
- 3. これは足の外反、不眠、多動などを特徴とする病証である。本問の脊柱硬直や頭痛を示す督脈病証とは異なる。
- 4. 正解。督脈は「陽脈の海」と呼ばれ、下腹部から起こり脊柱を上行して頭部に至る。脊柱を司るため、その病証では背骨のこわばりや痛み、頭痛のほか、陽気不足による下肢の冷えや尿失禁、痙攣性発作などが現れる。
国試ポイント
奇経八脈の循行部位と病証の結びつきがよく問われる。督脈=「脊柱の異常、頭痛、痙攣、陽脈の海」のキーワードをセットで押さえる。
覚え方
督脈 ⇄ 脊柱を走る「陽脈の海」:背中こわばり・頭痛・痙攣発作
対になる知識
督脈病証が脊柱のこわばりや頭痛、尿失禁、痙攣性発作などの陽気失調症状を呈するのに対し、任脈病証は腹部の痛みや月経不順、衝脈病証は腹部の脹満や心胸部痛、帯脈病証は腰部の無力感や冷えを呈する。
関連知識
奇経八脈は正経十二経脈の間を連絡し、気血の調節を行っている。督脈は背部の中央を上行して「陽脈の海」と称され、全身の陽気を総括しているため、その病証では脊柱の異常や激しい頭痛、痙攣などの陽気亢進または虚衰による症状が現れる。