肺循環について正しい記述はどれか。
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正解は2番
解説
肺循環において、右心室から送り出された血液は肺動脈を通って肺の毛細血管に至る。この血液は酸素が少なく二酸化炭素が多い静脈血であるため、肺動脈は全身の動脈と異なり静脈血を運搬する。
選択肢ごとの解説
- 1. これは誤り。左心房は肺静脈から血液を受け取る部屋であり、全身へ血液を送り出すのは左心室である。
- 2. 正解。肺循環において、右心室から送り出された血液は肺動脈を通って肺の毛細血管に至る。この血液は酸素が少なく二酸化炭素が多い静脈血であるため、肺動脈は全身の動脈と異なり静脈血を運搬する。
- 3. これは誤り。肺静脈は肺でガス交換が行われた後の酸素に富んだ動脈血を左心房へ運ぶ。
- 4. 右心室には全身の組織から酸素を消費し尽くして戻ってきた静脈血が流入する。したがって、右心室に動脈血が流れ込むという記述は血液循環の経路として誤り。
国試ポイント
血管の名称と運ぶ血液の性質の組み合わせ(動脈=動脈血とは限らず、肺動脈は静脈血を運ぶ)は、循環器系の基礎として確実に問われる。
覚え方
肺動脈は「どう」ではなく「静(じょう)」、肺静脈は「動(どう)」と逆転を覚える。
対になる知識
体循環の動脈系は酸素に富む動脈血を送り出し、静脈系は二酸化炭素を多く含む静脈血を戻す。しかし肺循環においてはこれが逆転し、肺動脈は全身から集まった静脈血を肺へ運び、肺静脈は肺でガス交換が行われた後の動脈血を左心房へ戻す仕組みとなっている。
関連知識
肺循環の経路は、右心室から肺動脈を経て肺の毛細血管に到達し、ガス交換を経て肺静脈から左心房に至るルートである。体循環の経路は左心室から大動脈を経て全身の毛細血管を巡り、大静脈を通って右心房に戻るルートであり、この二つが直列に連絡して全身の血液循環が維持されている。