東洋医学における「狭義の神」の働きに含まれないものはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
東洋医学において、「狭義の神」とは意識、思考、記憶、情志などの精神活動を司る働きを指す。一方、「生命活動の維持」は精・気・血・津液などの物質的基盤や臓腑全体の協調によって行われる広範な働きであり、狭義の神の働きではなく「広義の神」の範疇に含まれる。
選択肢ごとの解説
- 1. 情志の調節は狭義の神が統括する精神活動の一つであるため、本問の除外対象には該当しない。
- 2. 意識の活動は狭義の神に含まれる精神活動の主要な構成要素であるため、本問の除外対象には該当しない。
- 3. 正解。東洋医学において、「狭義の神」とは意識、思考、記憶、情志などの精神活動を司る働きを指す。一方、「生命活動の維持」は精・気・血・津液などの物質的基盤や臓腑全体の協調によって行われる広範な働きであり、狭義の神の働きではなく「広義の神」の範疇に含まれる。
- 4. 思考の働きは狭義の神に含まれる精神活動の重要な機能であるため、本問の除外対象には該当しない。
国試ポイント
神の概念について、「広義の神(生命活動全体の総括)」と「狭義の神(精神・意識・思惟活動)」を区別できているかを問う問題が狙われやすい。
覚え方
狭義=精神活動(心・意識・思考)、広義=生命活動全体
対になる知識
広義の神は生命活動全体の総括を指し、狭義の神は意識・思考・情志などの精神活動を指す。これに対し、本問で除外される生命活動の維持全般は広義の神の範疇に属し、心は「神を蔵す」とされて精神活動の中心的な役割を担っている。
関連知識
心は「神を蔵す」とされ、精神意識思惟活動の中心臓腑である。神が乱れると不眠や精神不安などの症状が現れ、心の気血の盛衰が精神状態に直接反映されることとなる。五行においては心は火に属し、情志では喜を主るという特性をも併せ持っている。