リハビリテーション治療に携わる職種と内容の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
作業療法士は、身体機能や精神機能に障害がある人に対し、応用動作能力や社会適応能力の回復を目的として、様々な作業活動を通じて治療を行います。利き手交換訓練は、脳卒中などで利き手が麻痺した場合に、非利き手を日常生活動作に使えるように指導する重要な訓練であり、作業療法士の専門業務に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 嚥下訓練は、主に言語聴覚士の専門業務です。理学療法士の専門は、基本動作能力の回復を目的とした運動療法や物理療法が中心です。 正しくは:理学療法士→言語聴覚士
- 2. 正解。作業療法士は、日常生活動作(食事、更衣、入浴など)の自立や応用動作能力の回復を目指す専門職であり、利き手交換訓練は麻痺した利き手の代わりに非利き手を用いて日常生活を送るための重要な訓練であるため、作業療法士の専門業務に合致します。
- 3. 義肢装具士は、義肢や装具の製作と適合を行う専門職であり、義足での歩行訓練(機能訓練)は理学療法士の専門業務です。義肢装具士は、患者の身体に合わせた義足を作製し、装着後の調整などを行います。 正しくは:義肢装具士→理学療法士
- 4. 食事用自助具の作製は、患者の残存機能に合わせて日常生活動作の自立を支援する作業療法士の専門業務です。看護師は患者の療養生活を全般的にサポートしますが、自助具の作製は専門外です。 正しくは:看護師→作業療法士
国試ポイント
リハビリテーション関連職種の専門性と業務内容を正確に理解し区別することが重要です。特に、理学療法士と作業療法士の業務範囲の具体的な違い、そして義肢装具士や看護師、言語聴覚士といった他職種との連携と役割分担を把握しておく必要があります。
混同注意
理学療法士と作業療法士の業務範囲は混同しやすいため注意が必要です。理学療法士は主に基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復を目的とし、運動療法や物理療法を行います。一方、作業療法士は応用動作能力(食事、更衣、入浴など日常生活動作)や社会適応能力の回復を目的とし、作業活動を通じて心身機能の改善や生活環境への適応を支援します。利き手交換訓練のような具体的な生活動作への介入は、作業療法士の専門領域です。
次に同じ論点が出たら
次に同論点が出た場合、各職種が「何を対象とし」「どのような手段を用いて」「どのような能力の回復を目指すのか」という3つの視点から、具体的な訓練内容や支援方法がどの職種の専門性に合致するかを判断します。
覚え方
次に同論点が出た場合、各職種が「何を対象とし」「どのような手段を用いて」「どのような能力の回復を目指すのか」という3つの視点から、具体的な訓練内容や支援方法がどの職種の専門性に合致するかを判断します。
対になる知識
理学療法士と作業療法士の業務範囲は混同しやすいため注意が必要です。理学療法士は主に基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復を目的とし、運動療法や物理療法を行います。一方、作業療法士は応用動作能力(食事、更衣、入浴など日常生活動作)や社会適応能力の回復を目的とし、作業活動を通じて心身機能の改善や生活環境への適応を支援します。利き手交換訓練のような具体的な生活動作への介入は、作業療法士の専門領域です。
関連知識
言語聴覚士は、嚥下障害やコミュニケーション障害のリハビリテーションを専門とします。義肢装具士は、義肢や装具の製作・適合を行います。看護師は、患者の療養生活全般を支援し、医師の指示に基づく医療行為や患者のケアを行います。管理栄養士は栄養管理、社会福祉士は福祉制度の活用支援など、各職種が専門性を活かして連携します。