名称独占に加えて、業務独占を伴う医療従事者はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
看護師は保健師助産師看護師法により、名称独占に加えて、傷病者もしくはじょく婦に対する療養上の世話または診療の補助を行うという業務独占が認められています。これにより、看護師のみが特定の医療行為を独占的に実施できます。
選択肢ごとの解説
- 1. 理学療法士は、理学療法士及び作業療法士法により名称独占と業務独占が認められていますが、その業務は理学療法を独占するものであり、看護師の業務独占である「療養上の世話又は診療の補助」とは異なります。
- 2. 作業療法士は、理学療法士及び作業療法士法により名称独占と業務独占が認められていますが、その業務は作業療法を独占するものであり、看護師の業務独占である「療養上の世話又は診療の補助」とは異なります。
- 3. 保健師は、保健師助産師看護師法により名称独占と業務独占が認められていますが、その業務は「地域住民の健康相談、保健指導」を独占するものであり、看護師の業務独占である「療養上の世話又は診療の補助」とは異なるため、この設問の意図する「診療の補助を伴う業務独占」という点では看護師がより適切です。
- 4. 正解。看護師は、保健師助産師看護師法により、名称独占に加えて、傷病者もしくはじょく婦に対する療養上の世話または診療の補助を行うという業務独占が認められています。これにより、看護師のみが特定の医療行為を独占的に実施できます。
国試ポイント
医療専門職の名称独占と業務独占の区別、および各職種がどの独占区分に属するかを理解することが重要です。
混同注意
名称独占と業務独占は混同しやすいですが、名称独占は特定の名称を名乗ることを許可するのみであるのに対し、業務独占は特定の業務を行うことを許可する点で明確に異なります。名称独占のみの職種は、その業務自体は無資格者も行い得る場合があるため、この違いを理解することが重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合は、各医療従事者の根拠法を確認し、業務内容が法律で独占的に定められているか(「〜の業務を行うことを業とする」のような規定があるか)を判断基準とします。
覚え方
同様の問題が出題された場合は、各医療従事者の根拠法を確認し、業務内容が法律で独占的に定められているか(「〜の業務を行うことを業とする」のような規定があるか)を判断基準とします。
対になる知識
名称独占と業務独占は混同しやすいですが、名称独占は特定の名称を名乗ることを許可するのみであるのに対し、業務独占は特定の業務を行うことを許可する点で明確に異なります。名称独占のみの職種は、その業務自体は無資格者も行い得る場合があるため、この違いを理解することが重要です。
関連知識
業務独占には、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士などが含まれます。名称独占には、栄養士、管理栄養士、臨床工学技士、視能訓練士などがあります。ただし、理学療法士や作業療法士も業務独占に該当しますが、その業務範囲は限定的であり、看護師のような診療の補助という包括的な業務独占とは性質が異なります。