人の成長や生殖を司る根源的な物質であり、「神」の働きを支える根本となるものはどれか。
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正解は2番
解説
東洋医学において「精気」は、人間の生命活動の根源となる物質を指す。広くは気血津液の総称や人体を維持する気全体を意味するが、特に「精」は先天の精と后天の精に分かれ、生長・発育・生殖を司る。また、「神」の物質的基礎であり、精が充実してこそ精神活動が安定するという密接な関係にあるため、神の働きを支える根本となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 元気は生命活動の原動力となる気であり、全身をめぐって臓腑の機能を支えるが、生殖や成長を司る根源的な物質そのものではない。
- 2. 正解。東洋医学において「精気」は、人間の生命活動の根源となる物質を指す。広くは気血津液の総称や人体を維持する気全体を意味するが、特に「精」は先天の精と后天の精に分かれ、生長・発育・生殖を司る。また、「神」の物質的基礎であり、精が充実してこそ精神活動が安定するという密接な関係にあるため、神の働きを支える根本となる。
- 3. 宗気は胸中に積もり、呼吸や音声、心臓の鼓動を司る気であり、成長や生殖を直接司る根源物質ではない。
- 4. 営気は脈中をめぐって血液を作り、全身に栄養を供給する作用をもつ気であり、神の働きや生殖の根本ではない。
国試ポイント
「成長・生殖」「精を蔵す」「腎」というキーワードが揃ったら「精」を選ぶ。精が不足すると発育障害や老化、生殖機能の低下をきたす。
覚え方
せい(精)はせいちょう(成長)とせいしょく(生殖)の根源
対になる知識
精は成長・生殖を司り神を支える根本であり、気は推動・温煦などの機能を発揮し、血は全身を滋養し、津液は全身を潤す役割を持ち、それぞれが人体を構成する重要な基本物質である。
関連知識
精は骨を充たし髄を生じ、脳に通じるため、「腎は精を蔵し、髄を生じて脳に伝える」という一連の生理的連鎖が形成される。このため腎精の充実は認知機能や発育にも深く関わっている。