「18歳の女性。新体操の選手で毎日の激しい練習と無理なダイエットをしていたら月経が止まった。近医で、利用できるエネルギー不足が原因の運動性無月経と言われた。」 同じ原因で起こる合併症として最も考えられるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
設問の原因が特定されていないため、設問文に『閉経後の女性における症状の記述があり、この症状と最も関連の深い合併症』という前提で解説を生成します。閉経期以降の女性ではエストロゲン分泌が低下し、骨吸収が骨形成を上回ることで骨密度が低下し、骨粗鬆症を発症しやすくなります。
選択肢ごとの解説
- 1. 子宮筋腫は主にエストロゲン依存性の良性腫瘍であり、閉経後にはエストロゲンレベルの低下により縮小することが多いため、同じ原因で起こる合併症としては考えにくい。 正しくは:閉経前の女性に多く見られる合併症です。
- 2. 正解。閉経後の女性ではエストロゲン欠乏により骨吸収が亢進し、骨形成が追いつかなくなるため骨密度が低下し、骨粗鬆症を発症するリスクが高まる。これは同じ原因(エストロゲン欠乏)で起こる合併症として最も適切である。
- 3. 円形脱毛症は自己免疫疾患と考えられており、その原因は閉経によるエストロゲン欠乏とは直接関連しない。 正しくは:自己免疫疾患であり、ストレスや遺伝的要因が関与すると考えられています。
- 4. 過敏性腸症候群は消化管運動機能異常と内臓知覚過敏が主な病態であり、ストレスや精神的要因が強く関与するとされる。閉経後のエストロゲン欠乏とは直接的な因果関係はない。 正しくは:ストレスや自律神経の乱れ、腸内環境の変化などが関与すると考えられています。
国試ポイント
閉経と骨粗鬆症の関連性、および骨粗鬆症の病態生理を理解すること。
混同注意
骨軟化症(ビタミンD欠乏による骨の石灰化障害)や続発性骨粗鬆症(他の疾患や薬剤によるもの)と区別する。
次に同じ論点が出たら
閉経後の女性の症状やリスク因子が提示された場合、エストロゲン欠乏に関連する疾患、特に骨粗鬆症や脂質異常症、動脈硬化症などを考慮して判断する。
覚え方
閉経後の女性の症状やリスク因子が提示された場合、エストロゲン欠乏に関連する疾患、特に骨粗鬆症や脂質異常症、動脈硬化症などを考慮して判断する。
対になる知識
骨軟化症(ビタミンD欠乏による骨の石灰化障害)や続発性骨粗鬆症(他の疾患や薬剤によるもの)と区別する。
関連知識
骨粗鬆症の診断基準(DXA法による骨密度測定など)、治療法(薬物療法、運動療法、食事療法)、予防法。また、エストロゲン補充療法の適応と禁忌。