七情のうち、怒りの感情が過度に生じたときに引き起こされる症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
七情のうち「怒」は気を上逆させる性質があり、肝気を失調させて頭痛やめまい、面赤などの上実下虚の症状を引き起こしやすい。「怒りは気を上す」の原則に基づく。
選択肢ごとの解説
- 1. 遺尿や失禁は「恐」の感情によって腎気が損傷され、気が下陥することで生じる症状である。本問の「怒」による気上逆ではない。
- 2. 食欲不振や腹部膨満感は「思」の感情によって脾の運化機能が損傷され、気が結滞することで生じやすい。
- 3. 咳嗽は「悲」の感情が過度になり、肺気を消耗して生じる症状である。怒りによる上逆の症状ではない。
- 4. 正解。七情のうち「怒」は気を上逆させる性質があり、肝気を失調させて頭痛やめまい、面赤などの上実下虚の症状を引き起こしやすい。「怒りは気を上す」の原則に基づく。
国試ポイント
七情と気機変動の関係(怒則気上、喜則気緩、悲則気消、恐則気下、驚則気乱、思則気結)の組合せは国家試験の定番である。
覚え方
怒りは上へ(頭痛・めまい)、悲しみは消ゆ(咳嗽・息切れ)
対になる知識
七情と気機変動の対応関係として、怒則気上(肝)、喜則気緩(心)、悲則気消(肺)、恐則気下(腎)、思則気結(脾)がある。過度な怒りは気を逆上させるため、頭痛や顔面紅潮などの症状を引き起こす。
関連知識
七情は内因の病因であり、特定の臓腑の気機を変動させて様々な病態を引き起こすメカニズムを持つ。精神的ストレスが身体のどの気機異常に結びつくかを理解することは、病態把握の基礎となる。