口腔内の構造について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
耳下腺管(Stensen管)は、耳下腺から分泌された唾液を口腔内に送る導管であり、上顎第二大臼歯の頬粘膜対面に開口します。この開口部は口腔前庭に位置しており、口腔前庭は歯列弓と頬・口唇の間に存在する空間を指します。
選択肢ごとの解説
- 1. 軟口蓋の主要な構成要素は骨格筋(口蓋帆挙筋、口蓋帆張筋など)であり、嚥下や発声に関与します。平滑筋ではありません。 正しくは:軟口蓋は骨格筋からなる。
- 2. 内舌筋(上縦舌筋、下縦舌筋、横舌筋、垂直舌筋)は、そのほとんどが舌下神経(第XII脳神経)の支配を受けます。舌咽神経(第IX脳神経)は舌の後1/3の味覚と一般感覚を司りますが、運動支配ではありません。 正しくは:内舌筋は舌下神経に支配される。
- 3. 舌扁桃は舌根部、特に分界溝の後方にあるリンパ組織の集合体であり、口蓋垂の両側には口蓋扁桃が位置します。 正しくは:口蓋扁桃は口蓋垂の両側に位置する。
- 4. 正解。耳下腺管(Stensen管)は、上顎第二大臼歯の頬粘膜に対面する位置、すなわち口腔前庭に開口します。
国試ポイント
口腔内の腺の開口部と、舌の筋肉・神経支配、扁桃の位置関係を正確に覚える。
混同注意
各唾液腺の開口部(耳下腺管、顎下腺管、舌下腺管)と、それぞれの支配神経(舌咽神経、顔面神経、迷走神経、舌下神経)が混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
唾液腺の開口部を問われた場合、耳下腺管は上顎第二大臼歯対面の頬粘膜に、顎下腺管および舌下腺管は舌小帯の両側の舌下小丘に開口することを思い出す。
覚え方
唾液腺の開口部を問われた場合、耳下腺管は上顎第二大臼歯対面の頬粘膜に、顎下腺管および舌下腺管は舌小帯の両側の舌下小丘に開口することを思い出す。
対になる知識
各唾液腺の開口部(耳下腺管、顎下腺管、舌下腺管)と、それぞれの支配神経(舌咽神経、顔面神経、迷走神経、舌下神経)が混同しやすい。
関連知識
大唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺があり、それぞれ異なる開口部と支配神経を持つ。舌の筋肉は外舌筋と内舌筋に分けられ、ほとんどが舌下神経支配である。