輻射熱を用いるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
箱灸は、艾を燃焼させた箱を直接皮膚に置かず、箱の底にある網を通して間接的に輻射熱を患部に作用させる温灸法です。これにより、艾の燃焼によって生じる熱エネルギーが輻射(放射)によって伝達され、深部まで温める効果が期待できます。
選択肢ごとの解説
- 1. 押灸は、艾の熱を直接利用するのではなく、艾を紙や布でくるんで患部に押し当てて刺激を与えるもので、輻射熱を主とするものではありません。熱刺激よりも押圧刺激が主体です。 正しくは:押灸は熱くない灸であり、輻射熱は主な作用ではありません。
- 2. 正解。箱灸は、燃焼した艾を箱の中に置き、箱の底にある網を通して皮膚から離れた位置から間接的に輻射熱を患部に作用させるため、輻射熱を用いる灸法です。
- 3. 塩灸は、塩を炒って熱し、布などに包んで患部に当てる灸法です。熱された塩と皮膚が直接接触することで熱が伝わるため、主な熱伝達様式は伝導です。 正しくは:塩灸の主な熱伝達様式は伝導熱です。
- 4. 紅灸は、紅花を用いて皮膚を赤く染める伝統的な灸法で、温熱刺激を目的とするものではありません。したがって、輻射熱を用いる灸法ではありません。 正しくは:紅灸は温熱刺激を目的とするものではなく、輻射熱を用いる灸法ではありません。
国試ポイント
灸の種類とその熱伝達様式(伝導、輻射、対流)を区別して覚えること。特に箱灸が輻射熱を利用する代表例であることを理解する。
混同注意
灸の種類と熱伝達様式は多岐にわたるため、直接皮膚に置く知熱灸(伝導熱)や、箱を用いることで輻射熱を主とする箱灸(輻射熱)などの違いを明確にする必要があります。
次に同じ論点が出たら
「輻射熱を用いる」という記述があれば、直接皮膚に触れずに離れた位置から熱を放射する形式の灸、特に箱灸を想起して判断します。
覚え方
「輻射熱を用いる」という記述があれば、直接皮膚に触れずに離れた位置から熱を放射する形式の灸、特に箱灸を想起して判断します。
対になる知識
灸の種類と熱伝達様式は多岐にわたるため、直接皮膚に置く知熱灸(伝導熱)や、箱を用いることで輻射熱を主とする箱灸(輻射熱)などの違いを明確にする必要があります。
関連知識
熱伝達には、伝導(接触による熱の移動)、対流(流体の移動による熱の移動)、輻射(電磁波による熱の移動)の3種類があります。箱灸は輻射熱を主とし、他に温灸器なども輻射熱を利用します。押灸は熱くない灸として知られ、直接的な熱刺激ではなく、押圧による刺激が主です。塩灸は塩を介して熱を伝えるもので伝導熱が主となります。