甲状腺機能亢進症によって引き起こされる症状はどれか。
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正解は3番
解説
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで全身の新陳代謝が異常に亢進する。その結果、交感神経緊張状態となり、頻脈や動悸、発汗過多、手指の振戦、体重減少、眼球突出などが引き起こされる。
選択肢ごとの解説
- 1. 体重増加は甲状腺機能低下症における代謝低下や浮腫に特徴的な症状であり、甲状腺機能亢進症では食欲が亢進していてもエネルギー消費が上回るため体重減少が起こる。
- 2. 徐脈は甲状腺機能低下症(粘液水腫など)で見られる所見であり、甲状腺機能亢進症では代謝亢進に伴い頻脈や動悸がみられる。
- 3. 正解。甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで全身の新陳代謝が異常に亢進する。その結果、交感神経緊張状態となり、頻脈や動悸、発汗過多、手指の振戦、体重減少、眼球突出などが引き起こされる。
- 4. 耐寒性の向上(寒がりが改善すること)ではなく、甲状腺機能亢進症では熱産生が過剰になるため暑がり(暑熱耐性の低下・発汗過多)になる。
国試ポイント
代謝の亢進と低下で症状が真逆になる点を問われやすい。亢進症=動悸・発汗・やせ、低下症=徐脈・むくみ・太る、の対比を確実に押さえること。
覚え方
甲状腺亢進=「エンジン全開」:動悸、汗だく、やせる、手が震える。
対になる知識
甲状腺機能亢進症では動悸、発汗過多、体重減少、振戦、眼球突出などが生じる。これに対し、甲状腺機能低下症では徐脈、体重増加、むくみ、耐寒性低下、便秘などが生じ、両者は代謝異常に伴い正反対の臨床症状を呈する。
関連知識
バセドウ病は甲状腺ホルモン受容体に対する自己抗体(TSH受容体抗体:TRAb)が甲状腺を刺激することでホルモンが過剰産生される代表的な自己免疫疾患であり、びまん性甲状腺腫大や頻脈、精神神経症状を伴うことが特徴である。