健康日本21(第三次)で示された「自然に健康になれる環境づくり」に相当する疾病の予防段階はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
健康日本21(第三次)における「自然に健康になれる環境づくり」は、疾病の発生以前に、健康的な生活様式を促す社会環境全体を整えることを指します。これは、個人が意識せずとも健康的な選択ができるような環境整備であり、疾病のリスク因子を未然に減少させるための社会全体への介入であるため、0次予防に相当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。健康日本21(第三次)の「自然に健康になれる環境づくり」は、疾病の発生を未然に防ぐため、社会全体で健康的な生活習慣を支持する環境を整備する取り組みであり、これは0次予防の定義に合致します。
- 2. 1次予防は、疾病の発生を未然に防ぐことを目的とした具体的な介入(予防接種、健康教育、生活習慣病予防など)を指します。健康日本21の目標には1次予防も含まれますが、「自然に健康になれる環境づくり」という表現は、より上位概念である0次予防を示しています。 正しくは:特定の疾病の発生を予防するための健康教育や予防接種などが1次予防に該当します。
- 3. 2次予防は、疾病の早期発見・早期治療を目的とした介入(健診、スクリーニングなど)を指します。疾病の発生後の対応であるため、問題文の「自然に健康になれる環境づくり」とは異なります。 正しくは:疾病の早期発見・早期治療のための健康診断やがん検診などが2次予防に該当します。
- 4. 3次予防は、疾病の進行や再発を防止し、社会復帰を支援するための介入(リハビリテーション、合併症予防など)を指します。これは疾病発症後の段階であるため、問題文とは明らかに異なります。 正しくは:疾病の再発防止や機能回復のためのリハビリテーション、合併症予防、QOL改善などが3次予防に該当します。
国試ポイント
0次予防の概念と、健康日本21(第三次)における「自然に健康になれる環境づくり」が0次予防に該当することを理解することが重要です。
混同注意
0次予防と1次予防の区別が混同しやすいです。1次予防は特定のリスク因子を持つ個人や集団への直接的な介入(予防接種、健康教育など)を指すのに対し、0次予防は社会全体の環境整備により、健康的な選択を「自然に」促すものです。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合は、問題文が「社会全体の環境整備」「自然に健康になれる」といった表現を含んでいるか、あるいは「疾病発生以前の健康増進策」かつ「特定の疾病やリスク因子に限定されない広範な介入」であるかを判断基準とします。
覚え方
同様の論点が出題された場合は、問題文が「社会全体の環境整備」「自然に健康になれる」といった表現を含んでいるか、あるいは「疾病発生以前の健康増進策」かつ「特定の疾病やリスク因子に限定されない広範な介入」であるかを判断基準とします。
対になる知識
0次予防と1次予防の区別が混同しやすいです。1次予防は特定のリスク因子を持つ個人や集団への直接的な介入(予防接種、健康教育など)を指すのに対し、0次予防は社会全体の環境整備により、健康的な選択を「自然に」促すものです。
関連知識
健康日本21(第三次)の主な目標、一次予防、二次予防、三次予防の具体的な内容と例、各段階における保健師活動の内容などを関連付けて学習すると良いでしょう。また、プライマリヘルスケアの概念も関連が深いです。