尿糖陽性が認められる主な疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
尿糖陽性は、血糖値が腎臓の糖再吸収閾値(通常160〜180mg/dL)を超えた場合に認められる。インスリンの作用不足や分泌低下によって高血糖をきたす糖尿病において典型的に認められる所見である。
選択肢ごとの解説
- 1. 前立腺肥大症では、頻尿や夜間尿、残尿感などの排尿障害がみられるが、尿糖陽性とは直接の関連はない。
- 2. 正解。尿糖陽性は、血糖値が腎臓の糖再吸収閾値(通常160〜180mg/dL)を超えた場合に認められる。インスリンの作用不足や分泌低下によって高血糖をきたす糖尿病において典型的に認められる所見である。
- 3. 甲状腺機能低下症では、代謝の低下や脂質異常症などがみられるが、尿糖陽性の直接的な原因とはならない。
- 4. 尿崩症は抗利尿ホルモンの異常により著明な多尿と低比重尿をきたす疾患であり、尿糖が陽性になるわけではない。
国試ポイント
尿糖陽性=糖尿病、尿中ケトン体陽性=飢餓・糖尿病性ケトアシドーシス、低比重尿=尿崩症の組み合わせを問う問題が頻出である。
覚え方
糖が出たら糖尿病、ケトンが出たら飢餓・ケトアシドーシス
対になる知識
尿中ケトン体陽性は飢餓や糖尿病性ケトアシドーシスでみられる。尿糖陽性は血中ブドウ糖濃度が腎閾値を超えた糖尿病で認められる。また、高比重尿は脱水や糖尿病で生じ、低比重尿は尿崩症や多飲症でみられるなど、尿検査所見から多様な代謝・腎疾患が推測される。
関連知識
腎臓の糖再吸収閾値は約160〜180mg/dLであり、これを超えると近位尿細管で再吸収しきれず尿中に糖が排泄される。血糖値が正常でも再吸収障害による腎性尿糖が存在する。