35歳の男性。インスタント麺ばかり食べている。全身がだるく、最近は下肢にしびれがみられる。膝蓋腱反射は減弱し、近医でビタミン不足と言われた。 不足しているビタミンはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
問題文に提示されている情報がないため、具体的なビタミン不足を特定することはできません。しかし、与えられた選択肢と公式正答が「選択肢2. ビタミンB」であることから、この問題は「ビタミンB群」のいずれかの欠乏症に関する問いであると推察されます。ビタミンB群は糖質、脂質、タンパク質の代謝に補酵素として関与しており、その不足は様々な神経症状、皮膚症状、粘膜症状などを引き起こします。例えば、脚気(ビタミンB1)、口角炎・舌炎(ビタミンB2)、ペラグラ(ナイアシン/ビタミンB3)、巨赤芽球性貧血(ビタミンB12、葉酸)などがあります。
選択肢ごとの解説
- 1. ビタミンAの主な欠乏症は夜盲症や皮膚・粘膜の乾燥、免疫機能低下などであり、一般的に「ビタミンB」として一括りにされることはありません。問題文に具体的な情報がないため、選択肢として適切性に欠けます。 正しくは:ビタミンA欠乏の場合は、夜盲症、皮膚の乾燥、眼球乾燥症などの症状が考えられます。
- 2. 正解。問題文の情報がないため特定はできませんが、公式解答が「ビタミンB」であることから、ビタミンB群のいずれかの欠乏症が想定されます。ビタミンB群は、体内で多様な代謝に重要な役割を果たしており、その欠乏は多岐にわたる症状を引き起こします。
- 3. 公式正答は「選択肢2」であり、選択肢2と3が同じ「ビタミンB」であるため、問題の提示方法に誤りがあるか、または非常に特定の文脈での出題が想定されます。一般的には同じ選択肢を複数設けることはありません。仮に「ビタミンB」が正答の場合、両方とも正答となりますが、国試においては通常、一つの選択肢が正答です。 正しくは:問題文の提示がないため、特定のビタミンB欠乏症を想定して具体的な修正はできませんが、もし具体的な症例があればそれに合致するビタミンBを特定します。
- 4. ビタミンDの主な欠乏症は、カルシウムとリンの代謝異常によるくる病(小児)や骨軟化症(成人)です。問題文に骨代謝異常や筋力低下などの記載がないため、ビタミンD欠乏を第一に考える根拠はありません。 正しくは:ビタミンD欠乏の場合は、骨痛、筋力低下、くる病や骨軟化症などの症状が考えられます。
国試ポイント
ビタミン欠乏症の主要な症状、原因、および関連する疾患について覚えることが重要です。特に、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの分類、それぞれの主な働きと欠乏症に特徴的な所見を理解しておく必要があります。
混同注意
ビタミン欠乏症は特異的な症状が少ないことがあり、他の疾患と混同されやすいです。例えば、神経症状は他の神経疾患と、貧血は他の貧血と鑑別が必要です。また、ビタミン間の相互作用や多量摂取による過剰症も混同しやすい点です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず問題文に記載されている症例や検査値、具体的な症状(例:神経症状、皮膚症状、貧血の有無など)に注目し、どのビタミン欠乏症の典型的な症状と合致するかを判断します。特に、特定の食事習慣(例:アルコール多飲、偏食)や薬剤服用歴も重要な情報源となります。
覚え方
同様の問題が出題された場合、まず問題文に記載されている症例や検査値、具体的な症状(例:神経症状、皮膚症状、貧血の有無など)に注目し、どのビタミン欠乏症の典型的な症状と合致するかを判断します。特に、特定の食事習慣(例:アルコール多飲、偏食)や薬剤服用歴も重要な情報源となります。
対になる知識
ビタミン欠乏症は特異的な症状が少ないことがあり、他の疾患と混同されやすいです。例えば、神経症状は他の神経疾患と、貧血は他の貧血と鑑別が必要です。また、ビタミン間の相互作用や多量摂取による過剰症も混同しやすい点です。
関連知識
ビタミンの種類(脂溶性:A,D,E,K、水溶性:B群,C)、それぞれの生理作用、主な欠乏症(症状、原因)、および過剰症について関連付けて学習しましょう。特に、ビタミンB群は多くの種類があり、それぞれ異なる役割と欠乏症状があるため、個別に理解することが重要です。例えば、B1(チアミン)欠乏で脚気、B2(リボフラビン)欠乏で口角炎・舌炎、B3(ナイアシン)欠乏でペラグラ、B6(ピリドキシン)欠乏で脂漏性皮膚炎・痙攣、B12(コバラミン)欠乏で巨赤芽球性貧血・神経障害などが挙げられます。