脾の運化作用を介して湿を除くことにより治療できる痛みはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
重痛は、身体が重く感じるような痛みを指し、湿邪が体内に停滞し、気血の運行を阻害することで生じます。脾の運化作用は水湿を代謝し、湿邪を除去する働きがあるため、脾の運化を介して湿を除く治療は重痛に有効です。
選択肢ごとの解説
- 1. 脹痛は気滞によるものであり、脾の運化作用で直接除く湿邪とは病機が異なります。 正しくは:気滞を解消する治療が必要。
- 2. 正解。重痛は湿邪の停滞によって引き起こされる痛みの特徴であり、脾の運化作用によって湿邪が除去されることで改善します。
- 3. 刺痛は瘀血によって引き起こされる痛みの特徴であり、脾の運化作用で直接除く湿邪とは病機が異なります。 正しくは:活血化瘀の治療が必要。
- 4. 隠痛は虚証(気血不足など)によって引き起こされる痛みの特徴であり、脾の運化作用で直接除く湿邪とは病機が異なります。 正しくは:補虚(補気血など)の治療が必要。
国試ポイント
脾の運化作用と、それによって治療できる痛みの種類(特に湿邪による重痛)を理解する。
混同注意
脾の運化は湿を除く作用が中心であり、他の痛みの性質(気滞の脹痛、瘀血の刺痛、虚証の隠痛)とは病機が異なる。
次に同じ論点が出たら
「湿邪」が関与する症状(重だるさ、浮腫、食欲不振、下痢など)と「脾の運化」の関連性を確認し、症状の性質から病因を推測する。
覚え方
「湿邪」が関与する症状(重だるさ、浮腫、食欲不振、下痢など)と「脾の運化」の関連性を確認し、症状の性質から病因を推測する。
対になる知識
脾の運化は湿を除く作用が中心であり、他の痛みの性質(気滞の脹痛、瘀血の刺痛、虚証の隠痛)とは病機が異なる。
関連知識
脹痛は気滞、刺痛は瘀血、隠痛は虚証(気血両虚など)にそれぞれ関連が深い。脾は「湿を主る」ため、湿邪による症状全般と結びつけて覚える。