大腸について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
大腸には、ビタミン合成や消化されない食物繊維の発酵分解を行う腸内細菌が多数常在しており、これらは宿主であるヒトの健康維持に重要な役割を担っています。これにより、選択肢1が正しいと言えます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。大腸には、腸内細菌叢として知られる多数の細菌が常在しており、食物繊維の分解やビタミンの合成など重要な生理機能に関与しています。
- 2. 消化管内で吸収される水分の約80%は小腸で吸収されます。大腸では残りの約15〜20%の水分の吸収が行われます。 正しくは:消化管内水分の約80%は小腸で吸収される。
- 3. 大蠕動(集団的収縮運動)は、食物が摂取された後などに大腸で起こる強い蠕動運動であり、1日に数回(通常1〜3回)程度発生します。1時間に数回という頻度ではありません。 正しくは:大蠕動は1日に数回起こる。
- 4. 大腸は消化酵素を分泌せず、主に水分と電解質の吸収、および糞便の形成・貯留を行います。蛋白質分解酵素は主に胃(ペプシン)や膵臓(トリプシン、キモトリプシンなど)から分泌され、小腸で作用します。 正しくは:胃や膵臓が蛋白質分解酵素を分泌する。
国試ポイント
大腸の主な機能(水・電解質の吸収、糞便形成、腸内細菌叢の役割)を理解することが重要です。
混同注意
小腸と大腸の消化吸収機能の違いを混同しやすいです。特に栄養素の吸収は主に小腸で行われ、水分の大部分の吸収も小腸ですが、大腸も残りの水分の吸収に重要な役割を果たします。
次に同じ論点が出たら
消化管の各部位における消化・吸収機能、運動、および常在菌の有無と役割を問われた場合、それぞれの部位の特異的な機能を正確に判断します。
覚え方
消化管の各部位における消化・吸収機能、運動、および常在菌の有無と役割を問われた場合、それぞれの部位の特異的な機能を正確に判断します。
対になる知識
小腸と大腸の消化吸収機能の違いを混同しやすいです。特に栄養素の吸収は主に小腸で行われ、水分の大部分の吸収も小腸ですが、大腸も残りの水分の吸収に重要な役割を果たします。
関連知識
小腸では栄養素と水分の約90%が吸収され、大腸では残りの水分と電解質が吸収されます。また、大腸菌などの腸内細菌はビタミンKやB群を合成します。大蠕動は1日に数回程度と頻度は少ないですが、便を直腸へ移動させる重要な動きです。