腎精が一定の時期に充実することで化生され、生殖能力をもたらす物質はどれか。
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正解は4番
解説
天癸は、腎精が充実することによって生じる物質であり、男女の生殖機能の発動と維持を司る。思春期に発来し、更年期に枯渇する。
選択肢ごとの解説
- 1. 衛気は昼は体表、夜は内臓をめぐり、体表の温煦や防御、汗孔の開閉を司る気であり、生殖能力をもたらす天癸とは異なる。
- 2. 元気は生命活動の原動力であり、三焦を通じて全身をめぐるが、生殖能をもたらす特定の物質としての天癸とは異なる。
- 3. 宗気は胸中に集まり、呼吸や心拍動を調節する気であり、生殖能の主たる発動物質ではない。
- 4. 正解。天癸は、腎精が充実することによって生じる物質であり、男女の生殖機能の発動と維持を司る。思春期に発来し、更年期に枯渇する。
国試ポイント
腎精の充実によって化生され、生殖機能に関わる物質として「天癸」を正確に答えられるかが問われる。
覚え方
天癸(てんき)=腎精が充実して「至る」生殖のめぐみ。
対になる知識
腎精は人の成長・発育・老化の根源であり、天癸は腎精が一定の年齢に達して充実することで化生される。これに対し、元気は生命活動の原動力、宗気は呼吸を助ける気、衛気は体表を防御する気であり、生殖能力をもたらす物質とは異なる。
関連知識
『黄帝内経素問』上古天真論篇において、女子は「二七にして天癸至り」、男子は「二八而天癸至」と記載され、生殖能力の発現と衰退の指標とされる古典的な生理学の重要事項である。