ホメオスタシスについて正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
血液のpHは、生体の恒常性維持機構により非常に狭い範囲で厳密に調節されており、健康な成人では弱アルカリ性の約7.4(7.35~7.45)に保たれています。これは生命活動に必須な酵素反応などが最適な状態で機能するために重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 成人の1日の平均尿量は約1500mLであり、400mLは乏尿に該当する異常値です。 正しくは:1日の尿量は成人で約1500mLである。
- 2. 正解。血液のpHは、生体内の緩衝系、呼吸、腎臓の働きにより厳密に約7.4(7.35〜7.45)に維持されており、これは生命活動に不可欠なホメオスタシスの一つです。
- 3. 細胞外液の浸透圧は生理食塩水(0.9%NaCl溶液)にほぼ等しく、約280〜290mOsm/Lです。3%食塩水は生理食塩水よりも浸透圧が非常に高く、細胞外液に入れると細胞が脱水します。 正しくは:細胞外液の浸透圧は0.9%生理食塩水に等しい。
- 4. 細胞内液は体液の約2/3を占め、体重の約40%に相当します。体液の約15%は細胞間質液(細胞外液の一部)に近い割合です。 正しくは:細胞内液は体液の約67%(体重の約40%)を占める。
国試ポイント
ホメオスタシスにおける体液の恒常性(pH、浸透圧、体液量など)に関する基準値を正確に覚えることが重要です。
混同注意
ホメオスタシスとアロスタシスは混同しやすいですが、ホメオスタシスは生体の内部環境を一定に保つ仕組みであり、アロスタシスは環境の変化に応じて動的に調節する仕組みです。
次に同じ論点が出たら
ホメオスタシスに関する問題が出た場合は、各体液成分の正常値や生理的範囲、およびそれを維持する具体的な調節機構(例:腎臓による水分・電解質調節、呼吸によるpH調節)に着目して判断します。
覚え方
ホメオスタシスに関する問題が出た場合は、各体液成分の正常値や生理的範囲、およびそれを維持する具体的な調節機構(例:腎臓による水分・電解質調節、呼吸によるpH調節)に着目して判断します。
対になる知識
ホメオスタシスとアロスタシスは混同しやすいですが、ホメオスタシスは生体の内部環境を一定に保つ仕組みであり、アロスタシスは環境の変化に応じて動的に調節する仕組みです。
関連知識
体温(約37℃)、血糖値(空腹時約70~110mg/dL)、細胞外液浸透圧(約280~290mOsm/L)、体液量、電解質濃度などもホメオスタシスによって維持される重要な項目です。