血管について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
静脈弁は、主に下肢の静脈に存在し、血液が重力によって心臓から遠ざかる方向に逆流するのを防ぎます。これにより、血液は常に心臓へと向かって一方向に流れることが保証され、静脈還流が効率的に維持されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 動脈は静脈よりも血管壁が厚く弾力性に富み、全身に血液を供給するために高い圧力を維持しています。末梢の細動脈が血管抵抗の大部分を占め、動脈全体の血管抵抗は静脈よりも高いです。 正しくは:動脈は静脈より血管抵抗が大きい、もしくは細動脈は血管抵抗が最も大きい。
- 2. 静脈は動脈よりも血管壁が薄く拡張性が高いため、全身の血液量の約60〜70%を貯留しており、容量血管とも呼ばれます。動脈の貯留量は約15%程度です。 正しくは:静脈は動脈より多くの血液を貯留する。
- 3. 正解。静脈弁は、主に下肢の静脈に見られ、血液の逆流を防ぎ、心臓への一方的な血流を維持する役割があります。
- 4. 歩行時には下肢の筋肉ポンプが働き、静脈を圧迫して血液を心臓方向へ押し上げます。これにより静脈還流量は増加します。 正しくは:歩行時には静脈還流量が増加する。
国試ポイント
血管の構造と機能(動脈、静脈、毛細血管の生理的役割、血管抵抗、血流の調整機構)について理解する。
混同注意
動脈と静脈の構造と機能の違い、特に血管抵抗、血液貯留量、弁の有無。
次に同じ論点が出たら
血管の各部位の構造的特徴(弾性繊維、平滑筋、弁の有無)とその機能的意義(血管抵抗、血液貯留、逆流防止)を正確に理解しているかを確認する。
覚え方
血管の各部位の構造的特徴(弾性繊維、平滑筋、弁の有無)とその機能的意義(血管抵抗、血液貯留、逆流防止)を正確に理解しているかを確認する。
対になる知識
動脈と静脈の構造と機能の違い、特に血管抵抗、血液貯留量、弁の有無。
関連知識
深部静脈血栓症(DVT)の発生機序(静脈弁の機能不全も関連)、筋肉ポンプの重要性、血管系の各部位での血圧と流速。