我が国における急性膵炎の最も多い原因はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
我が国の急性膵炎の原因として最も多いのはアルコール性であり、次いで胆石性が多い。アルコールの過剰摂取は膵液の分泌亢進や膵管内圧の上昇を引き起こし、膵酵素の異常活性化を招いて自己消化を引き起こす。
選択肢ごとの解説
- 1. ウイルス感染は流行性耳下腺炎などで膵炎を合併することがあるが、急性膵炎全体の最も多い原因ではない。
- 2. 外傷は腹部打撲などに伴い外傷性膵炎を引き起こすことがあるが、稀な原因であり最多ではない。
- 3. 正解。我が国の急性膵炎の原因として最も多いのはアルコール性であり、次いで胆石性が多い。アルコールの過剰摂取は膵液の分泌亢進や膵管内圧の上昇を引き起こし、膵酵素の異常活性化を招いて自己消化を引き起こす。
- 4. 自己免疫は自己免疫性膵炎(IgG4関連疾患関連など)の原因であるが、これは主に慢性膵炎の文脈や特殊な病型であり、急性膵炎全体の最多原因ではない。
国試ポイント
急性膵炎の原因の第1位はアルコール、第2位は胆石であるという順序を問う問題が国家試験で定番である。
覚え方
急性膵炎の原因は「アルコール」がトップ(次いで「胆石」)
対になる知識
我が国における急性膵炎の原因としてはアルコール性および胆石性が大部分を占める。一方、慢性膵炎の最も多い原因も長期にわたる過剰なアルコール摂取であり、次いでアルコール以外の要因による特発性などが挙げられる。
関連知識
急性膵炎の典型的な臨床症状は、持続する激しい上腹部痛から背部へ抜けるような放散痛である。検査では血中および尿中のアミラーゼやリパーゼの著明な上昇がみられ、重症化すると全身性炎症反応症候群(SIRS)を引き起こす。