アルコール性肝障害の治療の基本はどれか。
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正解は1番
解説
アルコール性肝障害の進展を防ぎ、肝機能を改善させるための最も根本的かつ不可欠な治療法は、原因物質であるアルコールの完全な断酒である。継続的な飲酒は肝細胞の壊死や炎症、さらには線維化を引き起こし、アルコール性肝硬変や肝細胞癌へと移行するリスクを高める。そのため、薬物療法よりもまずアルコール摂取の完全な停止が最優先される。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。アルコール性肝障害の進展を防ぎ、肝機能を改善させるための最も根本的かつ不可欠な治療法は、原因物質であるアルコールの完全な断酒である。継続的な飲酒は肝細胞の壊死や炎症、さらには線維化を引き起こし、アルコール性肝硬変や肝細胞癌へと移行するリスクを高める。そのため、薬物療法よりもまずアルコール摂取の完全な停止が最優先される。
- 2. 栄養状態の改善は重要であるが、これのみでは肝障害の根本的な治療とはならず、基本は断酒である。
- 3. アルコール性肝障害では微量であっても飲酒の継続は肝障害を悪化させるため誤りである。
- 4. 運動療法は生活習慣病全般に有効な場合があるが、アルコール性肝障害の直接的な治療の基本ではない。
国試ポイント
アルコール性肝障害の治療の原則が「断酒」であることは、各種疾患の治療原則として頻出である。
覚え方
肝障害の元凶アルコールは「断(たつ)」一択
対になる知識
アルコール性肝障害の血液検査所見では、飲酒量や肝障害を反映してγ-GTP(γ-GT)の著明な高値がみられる。また、障害の程度を正確に評価し確定診断を下すためには、最終的に肝生検が必要となる。
関連知識
アルコール性肝疾患は、単純性脂肪肝からアルコール性肝炎、さらには肝硬変へと進展する病態を含む。一般に女性は男性に比べて少量の飲酒や短期間の曝露でも肝障害を発症しやすい傾向が知られている。