経絡系統について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
経絡系統は、経脈と絡脈を主とする循環経路であり、そのうち経脈には正経十二経脈、奇経八脈、そして十二経別、十二経筋、十二皮部などが含まれ、これらが一体となって全身の気血運行を司るため、選択肢2は正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 経絡は正経十二経脈、奇経八脈、そして経別、経筋、皮部、絡脈などから構成され、「経絡は正経十二経脈と奇経八脈で構成される」という記述は、経絡系統のごく一部を挙げたに過ぎず、全体像としては不完全であるため誤りです。 正しくは:経絡系統は、経脈(正経十二経脈、奇経八脈、十二経別、十二経筋、十二皮部)と絡脈(十五絡脈、孫絡、浮絡)などで構成される。
- 2. 正解。経脈とは、人体の気血を運行させ、臓腑と体表、全身を連絡する主幹の経路であり、正経十二経脈、奇経八脈の他に、十二経別、十二経筋、十二皮部などが含まれます。したがって、「経脈には十二経別が含まれる」は正しいです。
- 3. 十二経筋の多くは四肢末端から始まり、体幹に向かって走行します。中焦から始まるのは経筋ではなく、胃経や脾経など一部の正経十二経脈が中焦と関連することと混同している可能性があります。 正しくは:十二経筋は四肢の末端から始まる。
- 4. 十二皮部は、臓腑とは直接的な属絡関係にはありません。十二皮部は十二経筋が体表に現れた部位であり、経筋や経脈が所属する臓腑と間接的に関連しますが、属絡関係にあるのは絡脈です。 正しくは:十二皮部は臓腑と直接的な属絡関係にはなく、体表に現れた十二経脈の体表反応部位である。
国試ポイント
経絡系統の構成要素とその役割を正確に理解することが重要です。特に、経脈・絡脈の分類、奇経八脈の特徴、十二経別・経筋・皮部の開始・分布・機能について問われます。
混同注意
経絡系統内の各構成要素(経脈、絡脈、経別、経筋、皮部など)の機能や走行範囲、開始・終始点、関連する臓腑・部位が混同しやすいです。特に、経別と経筋の違い、奇経八脈と正経十二経脈の走行・役割の区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
経絡系統に関する問題が出た場合、まず「何についての構成要素か(経脈か、絡脈か、それとも補助的なものか)」を確認し、その要素の「開始・終始点」「走行経路」「機能」「関連臓腑」の4点を重点的に見て判断します。
覚え方
経絡系統に関する問題が出た場合、まず「何についての構成要素か(経脈か、絡脈か、それとも補助的なものか)」を確認し、その要素の「開始・終始点」「走行経路」「機能」「関連臓腑」の4点を重点的に見て判断します。
対になる知識
経絡系統内の各構成要素(経脈、絡脈、経別、経筋、皮部など)の機能や走行範囲、開始・終始点、関連する臓腑・部位が混同しやすいです。特に、経別と経筋の違い、奇経八脈と正経十二経脈の走行・役割の区別が重要です。
関連知識
経絡系統は、臓腑、気血、津液などの基本的な生理物質や臓腑の機能と密接に関連しており、これらが一体となって人体の生理機能や病理変化を説明する基盤となります。五行学説、陰陽学説と組み合わせた理解も必要です。